毎日をご機嫌に①〜セロトニン〜
アンガーマネジメントのトレーニングの中には、常にリフレッシュとリラックスを心掛けるというものもあります。
怒りのガスを溜めるとちょっとした事で大きく怒ってしまう事があるからです。
毎日をご機嫌に過ごす。
「なるようにしかならない」と考えるのではなく、「心掛けること、意識する事」が大切なんです。
ハッピーホルモンと言われる物質がありまさす。セロトニンという名前をどこかで聞いた事があるのではないでしょうか?
セロトニンは脳の興奮を抑え、心身をリラックスさせる効果があります。
セロトニン量が少ないと、怒りの感情をコントロールしにくくなると言われ、慢性的なセロトニン不足は、イライラや攻撃性の増加につながります。
毎日をご機嫌にする為にセロトニンを意識してみるのはいかがでしょうか?
セロトニンを増やす方法
1. 食事での工夫
2. 光を浴びる
3. 運動習慣
4. 睡眠の質を改善
5. リラックス方法
6. 人とのつながり
これらの方法は、日本の生活様式や文化に合わせやすく、無理なく継続できるものです。一度にすべてを実践する必要はなく、できることから少しずつ始めることをお勧めします。
1食事での工夫
セロトニン増加のための食事について詳しくご説明します。
トリプトファンを多く含む食品(セロトニンの原料)
1. 魚介類
- サバ、イワシ、マグロ
- サケ、ブリ
- アサリ、シジミ
- カツオ(特に戻り鰹は良質)
2. 大豆製品
- 納豆(発酵食品で腸内環境も整える)
- 豆腐、湯葉
- 大豆(煮豆や枝豆)
- 味噌(発酵効果でダブル効果)
3. その他のタンパク質食品
- 鶏肉(特にささみ)
- 卵(特に卵黄)
- チーズ
- ヨーグルト
効率的な摂取方法:
1. 朝食のポイント
- 納豆ご飯+焼き魚
- 味噌汁+豆腐
- ヨーグルト+バナナ
2. 昼食のポイント
- 玄米入りご飯(複合糖質)
- 魚や大豆製品のおかず
- 野菜をたっぷり
3. 夕食のポイント
- タンパク質を中心に
- 軽めの炭水化物
- 発酵食品を添える
セロトニン増加を促す組み合わせ:
1. ビタミンB6を含む食品との組み合わせ
- 魚+緑黄色野菜
- 納豆+ほうれん草
- 豆腐+ブロッコリー
2. 炭水化物との組み合わせ
- 玄米や雑穀米を使用
- さつまいもや里芋
- 全粒粉のパン
3. 腸内環境を整える食品
- キムチ、ぬか漬け
- 味噌、醤油
- 酢の物
食事の取り方のコツ:
1. 時間帯
- 朝食は必ず摂る
- 食事時間を規則的に
- 夜遅い食事を避ける
2. 食べ方
- よく噛んで食べる
- 一口30回程度を目安に
- ゆっくり20分以上かけて
3. 食事環境
- リラックスして食べる
- テレビやスマホを見ながら食べない
- 食卓を整える
これらの食品を日々の食事に取り入れることで、自然とセロトニンの産生を促すことができます。ただし、急激な食生活の変更は避け、少しずつ良い習慣を作っていくことをお勧めします。
食べ物の選択だけで、少しでもご機嫌になれるベースができれば良いですよね。
毎日をご機嫌に。
私はトライしてみます。