スウェイバック姿勢 大腿四頭筋つかいすぎは本当? 反張膝を理解できています?
こんにちは〜!
理理学療法士、ピラティスインストラクターの飯沢です!
今回はスウェイバック姿勢について大腿前面が過剰に使いすぎている!SNS上でよく見かけたりするので解剖学的に紐どいて考えていきます。
大腿四頭筋を使いすぎていると言っても・・・
求心性、遠心性収縮? 大腿直筋に関しては股関節、膝関節をまたぐ2関節筋であるため股関節、膝関節どんな作用で働きすぎてしまっているのか?理解していく必要があります。
今回のポイントとして・・・
大腿四頭筋がどのように働きすぎていてるのか?
アライメントを戻すにはどんな働きが必要になるのか?
この2点に着目していきましょう!
今回の記事も教科書では書いていないような、自分の臨床経験を元にした内容を書いたので一緒に勉強していきましょう!
それではやっていきましょう!
大腿四頭筋はどのように使われすぎている?
結論から先に言っておくと・・・・
大腿前面を伸ばす張力が過剰になっています。
細かく画像で見ていきましょう!
スウェイバック姿勢の特徴
腰椎伸展方向への力、ハムストの短縮、大腿骨を後方から押される力、スウェイバック姿勢はこの3つの要素が加わっている状況となります。結果として骨盤も前方偏位してしまい、大腿前面部も伸ばすような力で保持しざるおえない状況になっているのは画像を見ていただけると分かると思います。
(この状態が大腿前面部が過剰に使用している)
姿勢保持に大腿前面を過剰に伸ばす張力(遠心性)を使用している。
ということになりますね!
大腿前面部が過剰に働いていると言っても・・・
どのように使われすぎている状態であるのかを理解して運動療法をしていく必要があります。遠心性で保持している状態でタイトネスとなり、タイトネスで筋肉が硬いから!ストレッチをしましょう!
これだけでは臨床では不十分となってしまいます!画像の状況をみると大腿直筋ストレッチだけでは逆に悪化を招く恐れがあることは理解できると思います。
さらに教科書的な内容も深掘りしていきましょう!
教科書や参考書を調べてみると・・
半張膝と書かかれています!
反張膝って膝が過伸展している状況っていいうことですよね?スウェイバック姿勢はシンプルに捉えると、ハムストの短縮が見られているため膝関節屈曲していない?
膝関節は屈曲位にありますが、なぜ反張膝であるのかモーメントを意識しながら見ていきましょう!
反張膝について
大腿前面部に張力が発生している状況で、大腿骨が前方偏位してしまい、下腿も前方に引き出そうとするモーメントが強制的に働いていしまいます。結果的に膝伸展モーメントが勝手に働いてしまっているのは画像を見ていただければ想像しやすいと思います。
これが反張膝となっている原因になります。
しかし・・
反張膝だからといって、膝関節伸展筋が働いているのかは、また別の話であって、強制的に下腿が伸展方向に力が加わらないといけない状況のため、膝関節伸展筋の筋力は発揮できていないことがポイントとなります。
骨盤後傾、膝関節屈曲位を常に保持してしまっているためハムストリングスが短縮しまっている状態となり、膝関節伸展筋の筋力は発揮することが出来ない状況になってしまっています。
特に膝関節の最終伸展時に働いてくる内側広筋に関しては特に筋力を発揮できない方が臨床上多い印象です。内側広筋は内転筋群とも連結があったり、腹部周りとの関係性も強い筋肉であるため、内側広筋が働けないことは体幹部の安定性を低下させることに繋がってしまいます。
皆さんもスウェイバック姿勢で膝が完全伸展できない方を経験されている方は多いのではなでしょうか?
では具体的にどのようにすれば良いの?
シンプルに捉えていきましょう!
下肢に必要な筋活動
スウェイバック姿勢では腸腰筋や多裂筋による骨盤の前傾、内側広筋での膝を完全伸展させる内側広筋の協調的な働きが重要です。
今回は優先順位や運動両方についてはは記載しませんが、骨盤周りでだけで考えると、最低でもこのくらいは考える必要があります。まだまだ考えられることはありますが、キリがなくなってしまうので、特に注目した方が方が良い点をピックアップしました。
今回はスウェイバック姿勢と大腿四頭筋や反張膝について深掘りして考えていきました!
私の臨床経験に基づく内容になっているので1つの案として参考にしてみてください!分からないことや疑問点があればインスタグラムのDMからメッセージしていただけると返信させていただきますね!
https://www.instagram.com/tefinta.09/?r=nametag
今後もヨガ、ピラティスインストラクター、トレーナー、若手PT向けに記事を書いていくのでよろしくお願いしまーす!
待っててね〜!
理学療法士
PHIピラティスインストラクター
飯沢柊哉