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60年代風真空管ステレオ作成プロジェクト

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1960年代のステレオは、電蓄と言われたそれ以前のゴツいものと違い、両端にスピーカーを配してコンバクトにまとめた、ラジオとレコードプレーヤーが一緒になった、お洒落なデザインで、サ…
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#ステレオ

60年代風ステレオセット作成-サランネットがついた

60年代風ステレオセット作成-サランネットがついた

日々、ぼちぼちしか作業が進まない。
今日は、サランネットを作成して取り付けた。
サランネットの上下の枠にコマどめ金具をつけて裏側からねじ止めとした。
なので、サランネットは、外すことはできない。

この施工のために、一旦つけたスピーカー類を外して内側から、コマどめ金具にボルトを通した。

サランネットは、コイズミ無線の通販で、少し厚手の生地(タオル生地のような感じ)を購入してみた。

さて次は、ス

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60年代風ステレオセット作成-調整が難しい

60年代風ステレオセット作成-調整が難しい

総合真空管アンプの回路は、とりあえず問題がなく音が出る事は確認した。
がしかし、音が出るのと、最適なセッティングで仕上げるという事は、全く違うという事を痛感している。

問題点1:
出力の音が小さすぎる。

レコードからの微弱な信号を6AU7→CR型フォノイコ→6FQ7(SRPP)→6CS7(2段シングルメインアンプ)の構成で能率の悪いスピーカー(84dBあたり)で出力するとニアフィールドで聴いて

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60年代風ステレオセット作成-総合アンプの火入れ

60年代風ステレオセット作成-総合アンプの火入れ

フォノイコ+プリアンプ+メインアンプを一体化した総合アンプがいよいよ形になってきた。

トランス類は、東栄変成器で買い集めた。裏側に配置されるので接続端子が裸でも問題ない。増幅用の電源とヒーター用電源を分けている。

構成は、6AU6→CR型フォノイコ→6FQ7(SRPP)→6CS7(電圧増幅+電力増幅の二段)となっており、フォノイコ前半部分の回路は、アメブロのHiroちゃんさんの回路を参考にさせ

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60年代風ステレオセット作成-ロール式スライド扉を設置

60年代風ステレオセット作成-ロール式スライド扉を設置

真空管アンプを納める下段の構造を作成開始!
真空管6本を前に出して、トランスや抵抗、コンデンサー類は、背後の壁の裏に配置することを考えている。

写真上の扉から見えている中に真空管と、ボリュームを横に並べて配置する。

スライド扉を左右に開けて、全開すると後ろの方にある、スイッチを押し上げて、真空管アンプの電源をオンにしてくれる予定。扉を閉めると電源はオフになる。

スライド扉のレールは、上下に挟

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自作60年代風ステレオセット作成-骨組みを作っています。

自作60年代風ステレオセット作成-骨組みを作っています。

フォノイコの実験が済んだ後、さて、メインアンプと組み合わせて総合アンプの実験をしようか、それとも、その本体になる60年代風ステレオの骨格を作るべく、木工を進めようか迷っていた。

メインアンプを作るには、新たに抵抗、コンデンサー、そして、トランス類の手当てをしなくてはいけないので、お金のかかる事は先延ばしにする事にした。

なので、今週は、木工所で頭の中で描いていた、骨格のための部材を切り出して加

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自作60年代風ステレオセット作成-フォノイコの実験

自作60年代風ステレオセット作成-フォノイコの実験

レコードプレーヤーまでは、完成している事を既に書いた。

60年代風ステレオセットを組み立てるにあたって、次に必要なのは、このプレーヤーから出た信号をRIAA方式でイコライジングする事。

以前、NFB型を作成して、今、我家のメインシステムのプリアンプに使っているので、今回は、CR型を作成することにした。 

ネットや、作成本で、回路図を探してみた所、アメブロ/Hiroちゃんさんの6AU6と6AK

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自作60年代風ステレオセットの構成要素を考えてみた-中身のイメージ

自作60年代風ステレオセットの構成要素を考えてみた-中身のイメージ

前の投稿では、外観のイメージを書いてみた。

今回は、肝心な中身!つまり、アンプとスピーカーの構成要素について考えてみた。

1.レコードプレーヤー
これは既に完成していて、MMの針が33.3回転のレコードの信号を読み取り3mVぐらいで出力してくれるところまでを担当している。

2.フォノイコライザー
レコードプレーヤーからは、MM型針を想定した場合、信号は3mVほどで出力される。そして、その信号

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自作60年代風ステレオセットの構成要素を考えてみた-外観のイメージ

自作60年代風ステレオセットの構成要素を考えてみた-外観のイメージ

自作のレコードプレーヤーは、幅45㎝、高さ15㎝、奥行き34㎝の範囲内に収まる予定だ。それを基本に、その下に配置する真空管アンプ類、そして、両脇にあるスピーカーのサイズがおおよそ見えてくる。

できるだけコンパクトに作成したいと考えているが、アンプに必要な構成、スピーカーユニットに合ったボックスのサイズを考えてゆくとそれなりの大きさになってしまうのは否めない。

全体像としては、幅70㎝~80㎝、

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60年代風ステレオイメージ-日本ラジオ博物館に行ってみた。

60年代風ステレオイメージ-日本ラジオ博物館に行ってみた。

お盆休みの今週月曜日、松本の日本ラジオ博物館というところに行って、実物を見てきた。

通常、土日しかオープンしていないのだが、お盆のこの週とゴールデンウィークは一週間平日もやっていると言うのでこのチャンスを逃すてはないと思い、突然だがカミさんも連れて行ってきた。

電蓄は、写真では見たことはあったが、本当に演奏しているところを聴かせてくれた。今のレコードプレーヤーと違い、針はただの鉄針をカートリッ

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60年代風真空管ステレオ-イメージ

60年代風真空管ステレオ-イメージ

自作のレコードプレーヤーが形になってきて、さて、これをどんな形に仕上げようかと、ここ数日考えていた。

この寝ても起きても、次の作品へ向けた構想を頭の中で考えている時間というのが、最高に楽しい時間なのである。

ベットに入り、頭の中でデザインをイメージして、構造を組み立て始めると、あっという間に熟睡に落ちてゆく。こんな事を繰り返しているうちに、その構想が具体的になってくる。

真ん中に、自作のレコ

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