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「あなたにいいねを伝えてみたら」vol.3

こんにちは。いいねの日企画室のmaiです。

既に知ってくださってる方もいらっしゃるかと思いますが、はじめましての方もいらっしゃると思いますので「いいねの日」とは?を簡単にご紹介させてください。

いいねの日(エールを送る日)とは

いいねの日(エールを送る日)は、「やさしい気持ちを送りあうって、いいね」という想いをもつ有志メンバーがあつまり、「1月12日」に制定した記念日です。 

今年1月12日が、日本記念日協会からの認定後初めての記念日となりました。

2023年のいいねの日に向けて始まったのが、インタビュー企画「あなたにいいねを伝えてみたら。」

日頃伝えそびれていたいいねを、それぞれの「あの人」に伝えてみようという企画で
これまでメンバーの星野といちかわがそれぞれの形でいいねを伝えながら、インタビューをしています。


3回目の今回は、私maiが一番身近な「あの人」である夫に話を聞きました。

身内すぎて、読んでくださる方に何かをお届けできるのか…?と不安な気持ちもあります。

ただ、身近だからこそあらためて話をする機会がない家族に「いいね」を伝えてみるとどうなるのか?

ぜひみなさんのご家族の顔を思い浮かべながら、読んでみていただけたら幸いです。

1.maiが送りたい「いいね」な人

名前:Yoshiさん

maiとの関係性:
夫。2019年に入籍。maiの14歳上で、
48歳。maiと同じ印刷会社勤務。

何をしてる方?:
デジタル系サービスの構築・運用。
現在はチームリーダーとして部下たちの
マネジメントに日々奮闘。


2.いいねしようと思ったこと

同じ会社で、実は同じ本部でもある私たち。
仕事でもプライベートでも一緒に過ごす時間は多いのですがあらためて「いいね」と相手を褒める機会はなかなかありません。

ついついふざけてしまうし、照れてしまいます。

今回はせっかくの機会なので、仕事からプライベートまで、私がひそかに「いいねしたい」ことを伝えようと思いました。

✳︎

変化し続ける楽しさ。
目標は「達成」ではなく「習慣化」

m:今日はひたすら会社の後輩として、妻として、Yoshiさんの「いいね」と思うことをお伝えして気持ちよくなってもらおうと思いますので、よろしくお願いします(笑)

Y:わかりました(笑)

m:まずはプライベートのお話から。決めたらコツコツ続けるところがひそかにすごいなと思っていて…最近ではダイエットもそうですし、もう1年以上続けてる英語の勉強も。なんだかんだで続いてますよね。なんでそんなに頑張れるんですか?

Y:変化を感じられるのがいいんですよね。体重はわかりやすく数字で見えますし、英語は新しい文法や単語を覚えられると進歩を感じられたり。続ければ身になるんだなと実感できるから、続けられてます。

m:なるほど。「飽きっぽくて継続するのが得意じゃない」と言いながらも実はそんなことなかったんですね。

Y:でも、なんでも続けるのが得意ってわけじゃないです。ちょっとした努力で続けられる、というのがポイントで。ダイエットもジョギングはハードル高いけど、食事制限を習慣化できれば手軽ですし。英語も「英会話」は気合が必要だけど、アプリなら隙間時間にできるので。

m:確かに、気合入れすぎると続かないというのはあるかも…

Y:明確な目標を達成しよう!というよりかは、習慣化することが目標ってかんじですかね。

m:でも変化し続けたい、というのはなんだか前向きでいいですね。共感します。

仕事のモチベーションは
自分だからこそ取り組める
新しさと難しさ

m:次に仕事面ですが…仕事にかけるエネルギーが、すごいですよね。顧客対応もマネジメントも全力。朝は必ず私より早く家を出て、夜も私より遅い。どこからそのエネルギーは来るのでしょうか?

Y:今の仕事は趣味に近いかんじでできているからだと思います。上司や同僚との関係も良好ですし仕事の内容も嫌いじゃなく、むしろ好きですし。

m:いろんなバランスがとれていて、うらやましいです。仕事をするうえで、中でも特に重視することってあります?

Y:「新しさ」は重視してるかもしれないです。他の人がやってないことを、自分なりにやりたい。他の人がやってるなら自分がやる必要ないと思うので。自分ならではの仕事がしたいですね。

m:自分の存在意義を感じられる仕事、ってことですかね。

Y:そうですね。ある意味「こなせちゃう」ことが多いので自分だからこそ何かができた。それによって新たな何かを得られてる。と実感できることってなかなかなくて。だから炎上してる案件とか、人が嫌がってる案件の方が興味があります。

m:それはすごい勇気…私なら絶対避けちゃいますが…

Y:そういう案件ってやれたらすごいし、やれなくても「まあそうだよね」で終わるから評価される要素しかないと思うんです。

m:でも、みんな嫌がる中で不安にならないんですか?メンタル強いですね。

Y:メンタルは弱いんです。自分の弱さを打ち消すために強気に出てるだけで。弱いところを突かれて攻撃されないように。自分がやられないように、防御してるというか。

m:確かに、一見強そうな印象と、実は繊細な中身を持ってるところはギャップがあるなあと感じます。でもそれをひっくるめて努力し続けられるところが「強いな」とは思いますが。

Y:自分より大変な思いをして努力してる人が身近にいるので、自分は常に足りない、という気持ちで。それでもやり続けてると周りからは強いとか、タフだとか思われるみたいですけどね。

一人でやろうとしない。
でも「成功という結果」がすべて。

m:仕事ではプロジェクトマネージャー(PM)の立場であることが多いと思いますが、PMをやるうえで大切にしてることってありますか?

Y:組織力、ですかね。プロジェクトって自分一人で頑張ればなんとかなるものではないので。昔は自分一人で7・8割やれると思える仕事も多かったのですが、ある大規模プロジェクトで百人近い人たちを取りまとめる経験があり、考えが変わりました。
自分の弱いところでは戦わず、自分が弱いところを補ってくれる人を探そうという考えになって、それはリーダーとしてマネジメントする上でも大事にしてます。

m:私もPMをやる中で自分の無力さと、チームメンバーの偉大さを日々感じてます。私含め、若いPMを見て思うことはありますか?

Y:組織での上下と、プロジェクトでの上下は違うのにそこを分けて考えられてない人が多いなと思います。PMは、プロジェクトの中では上司に対してモノを言わないといけないときもあるんです。プロジェクト内では管理職よりPMの方が上。
上司に気を遣うことよりプロジェクトが成功するために何をすればいいか?ってことを考えることが大事ですよね。

m:確かに、気を遣って言わなきゃいけないことを言えてないこと、あるかもしれません。 

Y:maiさんは輪を乱さないことに気を遣いすぎていて周りにもそれがバレちゃってる。そうすると、本来自分がやるべきことをPMに押し付けてくる人もいるので、注意したほうがいいですね。

m:思い当たることがありすぎます…

Y:全ては結果。どんなプロセスでも、プロジェクトが成功すればいいんです。ワールドカップでクロアチアの監督も「サッカーはスケートみたいに芸術点を競ってるわけじゃない。結果だ。」と言っていましたが、プロジェクトも同じだなと。

ベースの考えが合ってるからこそ
相手の理想に寄り添いたい

m:今度は妻の立場からの「いいね」を。私は休日ジャニーズ活動を含め勝手に出歩くことが多いし、交友関係も広めだと思ってますがかなり自由にさせてくれてますよね。
そこは感謝してるのですが…意識して、自由にさせてくれてるのでしょうか?


Y:特に意識してることはないです。どちらかというと自分が自由にしたいから相手にも自由にしてもらってる、ってかんじかもしれないです。 

m:夫婦関係をもっとこうしていきたい!みたいな理想とか、私に求めることとかってあります?

Y:自分よりmaiさんが求めることを優先した方がいいと、思ってます。多分maiさんのほうがいろいろ考えて、理想を持ってそうなので。

m:Yoshiさん自身がこうしたい、というのは無いかんじですか…!?

Y:こうやって言うと主体性がないと思われちゃうかもしれないのですが、maiさんの理想であれば、合わせてもストレスを感じなさそうというか。ある程度ベースの考え方が合ってることがわかってるので…そこが違えば言うと思うのですが。

m:なるほど。とは言え「これは合わないな」と思うこともこれまできっとありましたよね?

Y:例えば結婚式も自分は始めやりたいと思ってなかったですが、やってみたら結果よかったですし。嫌だと思ってたこともやってみてよかった、ということがあるのでmaiさんの理想になるべく寄り添ってみたいと思うんです。 

m:こういうことって一歩間違えると「なんであなたには主体性がないの!?」ってケンカになりそうな気もしますが、こうしてじっくり話すと理解が深まって、なるほどなーって思います。大事ですね。

定年後の憧れは田舎町で喫茶店

m:最近いきなり模様替えを始めましたが、何か変化したい気持ちなんですかね?
50歳まであと2年ですし、キャリアとかももろもろ含めて変化を求めてるのかな、なんて。


Y:そうですね。仕事含めて変化したい気持ちはありますね。部下がいることを理由に自分のキャリアを犠牲にする気持ちもないですし、チャンスとタイミングがあれば動きたいな、と。

m:具体的に今後こうしていきたい!というイメージはあります?

Y:50歳を迎えて、そのあと定年を迎えて…ってことを考えると定年後どうしたいかなというのは考えたりします。
今は仕事が趣味なのでプライベートの時間をある程度削ってもストレスがないのですが、定年後は殺伐としていなくて人間味あふれる仕事がしたいですね。 

m:具体的にはどんなお仕事に憧れますか?

Y:ほのぼのとした田舎町で喫茶店をするとか…テレビで元サッカー選手の方がやられているのを見ましたが時間の流れがゆっくりしているように見えていいなと思いました。
今は殺伐とした環境の中で自分の時間も持てないので。もちろん実際には、色々大変なのだと思いますが… 

m:ゆっくりした時間を過ごしたい、というのもありつつ、喫茶店という人が集まれるような場所を作りたい。誰かの役に立ちたい。と言う気持ちもあるんですかね?  

Y:誰かのためじゃなく自分のために、という方が強いですね。
自分が作りたい場所を作って「そこに合うな」と思う人が来てくれればいいなと。 

m:私も誰かのために、というより自分がやりたくてスナックの場を開いたりしてるのでその気持ちはわかる気がします。

✳︎

Yoshiさんがいいねしたい人

m:最後に、Yoshiさんが「いいね」したい人はいますか?

Y:maiさんはいいね、が多いと思いますよ。  

m:なんか言わせたみたいになってすいません(笑)ちなみにどんなところが?

Y:仕事以外で人脈作ってるところとか、ですかね。自分は面倒だなと思ってしまうので。

m:自分がやらないことをやってる人と過ごすのは苦ではないですか?

Y:ないですね。おもしろいです。どっちかというと自分にないものを持ってたり、自分がしない行動をしてくれる人をいいなと思いますね。

m:ありがとうございます(笑) 

Y:自分は安定して過ごしてるので、maiさんはやりたいことをやった方がいいと思いますよ。maiさんのやりたいことが実現できるようにサポートするんで。 

m:私みたいな根が自由人なタイプにはありがたすぎる言葉ですね、感謝です!


3.あなたにいいねを伝えてみたら

インタビューを受けてみた感想を聞くと、「こんなの記事になるの?」と心配していた夫。

私も正直、平凡な夫婦の対談になんて需要あるのかな?と思ってしまったところもあり、今も心配ではあるのですが…

少なくとも私たち夫婦にとっては、とってもありがたい時間でした。

ここまで深く対話せずに、表面的な会話で終わっていたら少しの勘違いでケンカにまで発展していたかも?ということもあり…早めに知ることができてよかったです。

夫婦間や家族間って「言わなくてもわかるだろう」「察してほしい」「あらためて言うなんて恥ずかしい」と思ってしまいがちなのですが、やっぱり言葉にしないと理解し合えないことって、あるんですよね。

そして、勇気を出して「いいね」を伝えてみたら自分が思わぬ「いいね」をもらえることもある。

サプライズでプレゼントをもらったような気持ちになり、このあたたかさを一人でも多くの方におすそわけしたい!とも思いました。

もちろん見返りを求めて何かをする、というのは違うかもしれないですが。

あたたかい「いいね」の贈り合いを、ぜひこれを読んでくださったあなたにも体験していただけたら嬉しいです。

…と言ってもいきなりいいねを伝えるのはハードルが高すぎると思うので(私もインタビューという口実がなければできませんでした)
まずは家族にインタビューするとしたら、どんなことを聞こうか?と考えてみることから始めるのはいかがでしょうか。

頭にぼんやり質問リストが浮かんでいるだけでも、毎日の会話にちょっとだけ変化が生まれるかもしれません。

年末年始の機会に、ぜひ。


4.お知らせ

最後にいいねの日企画室からお知らせです!
来年のいいねの日に向けて、初めてのオフラインイベントを開催します!!

日時:2023年1月9日(月・祝) 
   12:30〜16:30予定
場所:アーツ千代田 3331 部屋番号103
参加費:無料予定


「いいね」の奥にある気持ちってなんだろう?
応援?共感?感謝?憧れ?

あらためてみなさんと考えたり、伝え合ったりする時間にできればと思います。

当日は「いいねの日ミュージアム」と題し、
Twitterで投稿してくださったみなさんの「いいね!だった瞬間」を展示します。

投稿してくださったみなさま、ありがとうございました。投稿してくださった方もそうでない方も、ぜひお楽しみに…!

イベントについての詳細はこちら。

いいねの日ミュージアムについての詳細はこちら。(既に応募受付は終了しております)


いいねの日企画室のメンバーみんなでお待ちしております!ぜひお気軽に遊びにいらしてください。みなさまにお会いできることを、楽しみにしています!

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