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免疫力アップとは?

体の中に異物が入ると、これを無力化して、除去しようとする蛋白質の分子を作る。
これを『抗体』という。

体の中に入った異物を、「抗原」という。

一般的に免疫力が強いと言われるのは、抗体を作る能力が高いという意味である。
抗体の良い所は、体の外に取り出してもその働きが失われない事。
更に抗体は、特定の抗原にしか作用しない。
1抗原1抗体である。

無関係なものを攻撃することがなく、病原菌や物質を殺さず、無毒化するので、耐性菌などを作らないで済む。抗体を作る際、従来はマウスやウサギなどの小動物で作られた抗体を利用していたが体が小さく、大量に抗体を作れない。

ダチョウは体が大きく、大量に作られる。
しかし、ウイルスや病原体などの抗原を注射し安楽死させ、血液を抜取り抗体のみを精製するのは、効率が悪く、無駄に命を奪う為、方向転換し、母親から子供へと受け継がれる抗体入り卵を利用した。ダチョウは瀕死の重傷で放置しても治る。大抵の鳥は怪我に弱く、ちょっと血を流すと体温も下がり、餌も食べなくなる。

ところがダチョウは、助からない程の大怪我をしかた時、数日で餌を食べる様になり、三ヶ月程で回復する。

鳥の体温は一般的に41~42度と、人間よりも高く、細菌は繫殖しづらいとされているが、肉がむきだしになる程の傷を負って、炎症を起こさずに治るのは、驚異的な免疫の持ち主である。

更に、人間に作り出せないような抗体は、マウスやウサギは、同じ哺乳類なので、上手く作り出せない。人間が異物と感じにくい物質は、マウスやウサギも異物と認めず、結果、抗体を作れない。

その点でもダチョウは優秀である。

人間の体が受け入れてしまう抗原を血中に注射すると、すぐに異物と認め抗体を作る。

ダチョウの防御能力はすさまじく高い。

この技術を利用して現在、黄色ブドウ球菌抗体(アトピー対応)、サルモネラ菌抗体、ノロウイルス抗体、病原性大腸菌抗体、インフルエンザ抗体、コロナ(COVID19)抗体、ミュータンス菌抗体、ピロリ菌抗体などがある。

発達障害の方はアトピーの方が多いです。

黄色ブドウ球菌抗体を利用するのも手かもです!

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