モノの価値と小さな経済
↑切り刻まれた状態の本物のお札が入ったペン。お金もただの紙。
家入一真さんの「なめらかなお金がめぐる世界。あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのかということ。」を読んで
ツールとしてお金を扱えること、幸せとお金をくっつけないで考えられることはこれからの時代、個人の価値観として大前提になるなと思った。
電子マネーを初めて使った日、一度も現金にふれることなく今まで通りに生活できたことが衝撃で、お金ってそもそも何だろう…と眠れないくらい考えた。
現金がなくても生活が成り立つことを体験して、お金の本来の意味は価値だと気づいた。
お金の起源は諸説あるけど、元々は貝殻だったって話もある。
私が欲しい欲しいと思っていた現金って貝殻と一緒なのかと思ったら、ちょっとおかしくなった。
貝殻の量で一喜一憂して、貝殻に振り回されてたんだなーと。
本の題名に出てくる『小さな経済』は『自分自身の精神的な満足度』と繋がって
反対の「大きな経済」は従来の「たくさんモノがあると幸せ」と繋がる。
結局は、自分はどんなモノに囲まれていたら心地よくて
どんな人間関係を続けたくて、どんな生活をしていたいかが見えていないと
自分に必要な貝殻の量がわからないままになってしまう。
小さな経済をまわすには、もっと小さな自分の経済を理解しないと。