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時の魔術師と話せるなら

私はよく1人で考え事をする時、
色々な可能性や夢を考える。
そしてまたひとつ思いついたので書き残しておこうと思う。

誰もが一度くらいは考えたことがあると思う。
もしタイムトラベルができるなら、と。
ドラえもんがいて連れていってくれたなら、と。

過去に戻ってやり直せたら。
もし未来が見れるなら。
高校時代に戻れたら。
宝くじの番号がわかったら。

そんな夢を誰もが一度は見ると思う。

もし私が過去に戻れるなら、
やり直したいことはたくさんある。
後悔したことをやり直したり、
不完全燃焼のままの青春を取り戻したり。

でも、きっとそれでも全く同じ人生を辿ると思う。

だって、無くしちゃいけないから。

きっと同じ高校に入って、
同じ部活を選択して、
同じ学校に進学して、
同じ勉強をして、
同じ恋をして、
同じ別れを経験して、
そして同じ友達に囲まれて、
今と同じことを繰り返す。

どんなに思い出をやり直したいと願ってても、
どんなに作り替えたいと思ってても、
今の思い出の中に、
経験の中に、
もっと大切な何かを感じるから。

それが何かはわからない。
だけど無くしちゃいけないことだけはわかるから。

そんな自分の直感を信じて前に進む今日この頃。

きっとこんなことを時の魔術師に話したら
笑われるだろうな。

きっとその時の魔術師は
いろんな可能性を知っていて、
いろんな分岐した未来を知っていて、
もっといい未来も、
もっと悪い未来も知っているから。

何もないけど今が1番、
それがわかれば十分だと笑ってくれるだろうか。

明日も、
昨日の自分を愛せるだろうか。
明日の自分は、
未来の自分は、
今までの自分を抱きしめて、
許してくれるだろうか。

そんなことを気にしてたら魔術師に嫌われちゃうな。

でも、今は猫の手よりも、
あなたの助けが欲しい。

ああ、未来よ。
漠然とし過ぎているあなたは、
希望の轍であり、
不安の種でもある。

目の前のドアを開けた時に見える景色が
虹色に輝いた未来だと信じて進もうか。

重たい腰を上げて旅立つ勇気を持って
いざゆかん。

そして広大な砂漠の斜陽に立つ。

またいつか日の目を浴びる時を信じて。

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