マンガとメシ(カオマンガイ編)
マンガには食事シーンを入れたい
マンガの原作を書く時、いつもメシのシーンが入らないか考える。
カレー好きだとか、肉が苦手など、食べ物の好き嫌いは登場人物のキャラを深める良い設定のひとつだ。
箸の持ち方、食べる順番、マナー。食べ方にもキャラは出る。
しかしもっと単純な話で、食い物が出てくれば読者は自ずと「これ食いたいな……」という気持ちになるものだ。
そして実際その食い物を食えば、作中人物になった気がして楽しい。ヤクザ映画を見た後はつい肩をいからせて帰る。あの感じ。
グルメマンガは読者を「食い物」で釣る最たるものだが、読者がそれを食いたくなるのは当たり前。ストーリーマンガの中に、突然食い物が、食事シーンが出てくるからこそ、逆に印象的になる。
hirotyon(ヒロットヨン)さんがnoteで連載するマンガ『コリアン ダーク シティ』も、突然出てきたカオマンガイが印象的だった。
おカオマンガイ様
(コリアン ダーク シティ 第2話から勝手に見開き構成に編集しました。)
なにせ「おカオマンガイ様ああああああああ」である。「あひゃあ」である。
あひゃあ、おカオマンガイ様食べたい!!
というわけで、私は昨日、仕事場の近所にあるタイ料理屋「BOSS」でおカオマンガイ様を食べた。満足した。
つまり、グルメマンガに限らず食い物や食事シーンは必要だ。なぜならそれを見て読者は「これ食いたい」と印象に残り、自ずとそのマンガ(キャラクター)と同調するからだ。
「おカオマンガイ様」というパンチラインが出てくるのはhirotyon(ヒロットヨン)さんの「コリアン ダーク シティ」第2話。現在20話まで配信中。
氏はアジア料理屋を経営しているようだ。奥さんは沖縄出身、義父はかつて沖縄そば屋を経営。そのエピソードも続きを読むと出て来る。
「コリアン ダーク シティ」を読むと、おカオマンガイ様と沖縄そばを食べたくなる。
というか、氏の店の名は伏せられているが、行きたくなるじゃないかあひゃあ。
過去記事なので情報が古いが、今回カオマンガイを食べたのは高田馬場のタイレストランBOSS。個人的には私はこちらのトムヤムクン炒飯が好きです。
漫画原作者の猪原賽でした。
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