【マーケ基礎】客数アップのシングルヒット。
ぜひ買ってもらいたい、お奨め商品。
利益率の高い、高額商品。
これらに注力するのは、
もっともなことですし、大切なことです。
商売の柱となるものですから。
しかし、そればかりに気を取られて、
他の商品をおろそかにしてはいけません。
高額商品ばかりを売ろうとすると、
お客さまの数は限られてきます。
来店頻度も低くなります。
そのお店にしか無いもの、とても価値のあるものなら、
お客さまは来てくれます。
ですが、それほどの価値を持った商品を
扱えるお店はなかなかありません。
だとすると、
お客さまの来店頻度を上げる方法が必要になります。
絶対的なお客さまの数を増やし、
総売り上げを上げる方法を考えなければ、
高額商品が売れない場合の収益の確保が難しくなります。
では、どうすれば良いのでしょう。
『シングルヒットを打ち続ける』
高頻度低単価品。
つまり、価格が安く、
お客さまが頻繁に買いに来る商品を揃えることです。
高級家具や大型家電ばかりではなく、
インテリア雑貨や電球・電池などを置いていますよね。
これです。
家具を見たい。家電を見たい。
でも、見るだけでお店に入るのは、気が引ける。
そんな場合にも、安い小物があれば、
それを買うことで、お店に入りやすく、
また、出やすくなるのです。
あなたのお店の品揃えを見直してみてください。
気軽に手に取ることができる、低単価品がありますか。
しかも、
外から見える場所にあることが望ましいのですが。
それを見たお客さまは、安心します。
このお店には安いものがある、と。
このように、お客さまの来店頻度を上げることで、
お客さまとの接点が増え、
関係づくりができてくるのです。
すると、次第に高額商品も
買ってもらえるようになってきます。
低単価で、シングルヒットを打ち続けると、
4本打てば、ホームランと同じことになります。
ホームランとは、高額商品のことです。
そして、
シングルヒットを打ち続けることの大切なところは、
満塁になっていれば、1本のヒットで、
ソロホームランと同じ得点が入るということです。
また打てば、また入ります。
ホームランを1本打つことと、
シングルヒットを1本打つことが、
同じ意味を持つのです。
ホームランを打ち続けることはできませんが、
ヒットなら狙えます。
低単価品で築いたお客さまとの関係があれば、
シングルヒットを打つだけで良いのです。
それが、販促になります。
すると、序々にホームランの数も増え、
大量得点につながります。
お客さまとの関係を築き、
いつも満塁にしておくことが大切です。