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マーケティング基礎講座

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2022年1月の記事一覧

【マーケ基礎】プライスカードも立派な店員さん。

スーパーやその他の物販店では、 プライスカードやシールを使って、 価格をわかるようにしています。 この価格表示を忘れているお店がかなりあります。 最初からのつけ忘れか、 カードを変えようとして、忙しさにまぎれて、 新しいものをつけることを忘れたのか。 または、はずれて、 どこかへ行ってしまっている場合もあります。 お店を覗いて、商品ひとつひとつを見ていけば、 よくあります。 特にスーパーでは、必ずと言って良いほど、 ついていないものがあります。 商品を買おうとした

【マーケ基礎】価格がわからない不安感。

あなたがお客さまの立場である時。 たとえば、 見るからに高級そうなレストランがあるとします。 お店の前をいつも通っていて、 一度入ってみたいと思っていました。 でも、入れないのです。 それは、“高そう”だから。 つまり、不安なのです。 どれだけ取られるのだろうと、 わからないからですよね。 このお店が、常連客やお金持ちしか相手にしない、 というのなら、そんなお店の雰囲気でも、 何の問題もありません。 しかし、 もっとお客さまを増やしたいと考えているのなら、 この

【マーケ基礎】一見客のリピーター。

あなたには、「行きつけのお店」がありますか? “よぉ、元気?”“何かいいもの入ってる?” “最近どう?” などと声をかわす店主がいますか? お店どうしのつき合いなら、店主仲間として、 そんな声も掛けるでしょうが、 そうじゃないお店ではどうでしょう。 「よく行くお店」は、何軒もあるはずです。 しかし、店主と親しく話をするお店は、 あまりないのではありませんか。 これが、一般のお客さまなら、なおさらのことです。 「よく行くお店」だけれど、話はしない。 というお店の方が

【マーケ基礎】「割引」より「割引券」。

「最近、売り出しの時しか、お客さん来ないんだよ」。 そんな店主の声をよく聞きます。 それは、どうしてでしょうか。 通常価格で買う価値が無いから? ちょっと厳しい言い方ですが、 そんなお店が多いのも事実です。 ふた昔前なら、定価で売れた商品も、いまでは、 安くなければ買われない商品になってしまっています。 デフレですべての商品が安くなり、 モノの価値が低くなっています。 では、どうすれば良いのか。 ・商品の付加価値を高めて、それなりの価格で売る。 ・お店の付加価値

【マーケ基礎】ライバルは、競合店だけじゃない。

“あのお店がセールをやったから、うちもやらなくちゃ” “あそこが20%割引なら、うちは30%に” などと、競合店は気になるものですよね。 それは、当然のことです。 厳しい状況を生き残るには、 他店より優位に立たなくてはいけませんから。 でも、そんな狭い視野でいると、 潰し合い、共倒れとなってしまいます。 競争に勝つことが、商売の本質ではありません。 もちろん、他店との差別化は必要ですが。 競合店ばかりを気にしていると、 競争することに注力してしまい、 “お客さまを

【マーケ基礎】煩わしくても、必要な人。

大阪でお土産物店に立ち寄った時のこと。 “何か面白いものはないかなぁ” と眺め始めた時のことです。 おばちゃん店員さんがやって来て、 「いかがですか〜?○○は美味しいですよぉ〜」。 私は、ゆっくり見たかったので、少し場所を移すと、 その店員さんはついて来ました。 横に来ては、あれこれしゃべりまくります。 また、移動。 まだ、ついて来ます。 いまどき、こんな店員さんがいるのですね。 “やってはいけない接客”としては、 第一に言われることなのですが。 私は「うるさ