なぜカフェラテをメニューから消したのか。

多くのコーヒー屋さんはカフェラテが1番需要があるのではないだろうか。
店舗売上の心臓と言っても過言ではないだろう。
なぜだろう。
そんな売上の心臓であるカフェラテだが、ignisではメニューから消している。

なぜignisはメニューからカフェラテを消したのかを①〜③で説明していく。

理由①
「選ぶ」という行為をしてほしい
消費者は選ぶ商品のリスクを負いたくない
こういった心理が働く。
特に日本という国は自分の好奇心を優先するよりも失敗するリスクを恐れて、自分の体験した事のある知っている物を選びやすい傾向にある。
消去法で物事を決めるのだ。
他の選択肢に自分が体験した事がない、感動体験が待っている可能性があったとしても、次の駅がわかっているレールの上を通りたくなるのだ。

理由②
新しいコーヒー体験を提供する店だから
ignisには独自のアレンジドリンクが多数存在する。
提供しているブラックコーヒーも多い時は30種類以上取り揃えている。
新規の方に新しい体験を提供するという為の準備はしっかり揃っている。
ドリンクを飲まれた方の多くは初めての体験でしたと好評いただいている。

理由③
カフェラテの注文のされ方が好きじゃない。
「カフェラテでいいです」この言葉の裏には色んな意味がある。

・ブラック飲めないからカフェラテ
・コーヒーよくわからないのでカフェラテ
・なんでもいい
・カフェラテが好き
その心理は本人にしかわからないが、多くの場合は特に理由はないがいつもカフェラテだからカフェラテという風に聞こえる。

①〜③では僕の一方的な意見だが、「選ぶ」行為がお客さんにとってストレスな場合もある。
その場合は何かしらのコミュニケーションが生まれる為、そのお客様に対して自分なりの最善の商品を提案するようにしている。

コーヒーの楽しみ方の認知が広まった頃に様々なカフェラテの楽しみ方を提案していきたい。
その為には、まだまだ課題は山積みでやらなければならない事もたくさんある。
僕の描いている未来にはまだまだ先が長そうだ。