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東京の谷根千でignisというスペシャルティコーヒーの専門店をやってます☕️ コーヒー、…

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東京の谷根千でignisというスペシャルティコーヒーの専門店をやってます☕️ コーヒー、カフェ、接客について発信していきます。

最近の記事

情報という鎖に繋がれたバリスタ達

科学技術も発展により、焙煎、抽出、栽培など細部までロジカルに考えられるようになった。 新しい技術が増えた結果、目の前の液体について深く掘り下げ続けてる。 これは素晴らしい事であり、変数の多いコーヒーを理解するために必要な事である。 コーヒー屋をやっていると、色んな質問をされる。 その中でも、数字に関する質問が圧倒的に多くなったように感じる。 僕はこの数字に関する質問は、あまり意味がないと思っている。なぜなら「適当」にコーヒーを淹れているからだ。 僕はこのNoteで、意味の

    • 日本のコーヒー農園行ってきた

      3月に自分のコーヒー農園を日本に作ろうと思いついき、国内のコーヒー農園を探したところ関東にもコーヒー農園がありました。 コーヒー農園ビニールハウスの栽培をしており、農園内の温度管理を調整できるのが魅力で、日本の寒い冬を乗り切る為の暖房設備などがあります。 赤道付近が産地であることが多いため、暑さには強いような気がしますが、意外なことに夏の暑さの方が弱いらしく、涼しい環境を作ることが難しいそうです。 コーヒーは直射日光にも弱く、適度な日陰が必要です。 日陰を作るために、コー

      • 人に淹れてもらったコーヒーは美味しいってよく言うけど、、、

        そう感じるのは 「淹れてもらいたい人に淹れてもらったコーヒー」だから。僕はそう思います。 僕は自分のコーヒーの調整ポイントが好きなので、基本は自分のコーヒーが美味しくと思ってますが、自分の好きなお店や行きたかったお店に行って飲むコーヒーは自分とは違った美味しさがあって良いです。 人それぞれ好みはそれぞれ違って当然。 中には口に合わない物に出会う時もあるでしょう。 しかし、自分の好みとは別に「この店には行きたくないな」と感じる事があります。 カウンターにいる事が楽しくなさ

        • なぜカフェラテをメニューから消したのか。

          多くのコーヒー屋さんはカフェラテが1番需要があるのではないだろうか。 店舗売上の心臓と言っても過言ではないだろう。 なぜだろう。 そんな売上の心臓であるカフェラテだが、ignisではメニューから消している。 なぜignisはメニューからカフェラテを消したのかを①〜③で説明していく。 理由① 「選ぶ」という行為をしてほしい 消費者は選ぶ商品のリスクを負いたくない こういった心理が働く。 特に日本という国は自分の好奇心を優先するよりも失敗するリスクを恐れて、自分の体験した事の

        情報という鎖に繋がれたバリスタ達

          なんだかよくわからないけど、サスティナブルで遊んでみる

          皆さんは、こんな言葉を聞いたことがないだろうか。 「本当の意味で〜じゃない」「ファッション〜」 よく調べて掘り下げて真剣に取り組んでる人からすると、安易に「SDGs」などの言葉を言ってるように感じるかもしれない。 正直、よくわかんないです。 「SDGs」「ESG」「SBT」「RE100」「CDP」 なんか色々あって、調べてみたらそれぞれ良いことしてそうです。 気になる方は調べてみてください。 それぞれ信念があって、世の中を良くしようとしてる。 これに共感した人々がキャッチ

          なんだかよくわからないけど、サスティナブルで遊んでみる

          カフェの客はカフェの客を演じてる①

          カフェってどんな場所なんだろう。 店をやっていて、そんなことが頭をよぎったことがある。 美味しいコーヒーを飲みにきてる人、おしゃれな写真を撮ることを楽しんでる人、店員さんに会いに来ている人、パソコンを開いてる人 さまざまなシーンでカフェを利用している。 僕には本来の自分と違った姿を演じているように見える。 本当は胡坐をかいて椅子に座りたい、納得のいくまで写真を撮っていたい、大声で喋りたい、家で着てたジャージのままで過ごしたい。 しかし、おしゃれでこだわりのカフェでは上記の

          カフェの客はカフェの客を演じてる①