電話応対の基礎マナー、一度見直してみよう!(最終回)
電話応対のマナー、もういちどここでチェック!
電話で何かを依頼することも多いでしょう。そんなとき、電話の応対が失礼だと、それだけで悪印象を与えてしまうこともあります。
せっかく準備した依頼ですから、マナーを守って、「この人なら大丈夫」と相手に安心してもらいましょう。
・相手の言ったことが聞きとりにくかったとき
×「えっ?もう一度言ってください」
◎「申し訳ございませんが、もう一度おうかがいできますか?」
・相手の名前を聞きたいとき
×「お名前をちょうだいできますか?」
◎「お名前をうかがえますでしょうか?」
※名前を「ちょうだいする」のは変だから
・自分がお願する立場のとき。相手が留守で、「戻ったら折り返しかけさせますと言われた
×「ではお願いします」
◎「ありがとうございます。こちらから、改めてご連絡をさせていただきます」
※自分からのお願いの場合、相手にかけさせるのは失礼です。
・自分からかけた電話が、相手のミスで会話の途中で切れたとき
◎自分からかけなおす
・自分からかけた電話を切るとき
◎相手が切ってから受話器を置く
「もしもーし、もしもーし」、携帯での商談もちょっとご注意を
携帯電話は、相手がどんな状態のときにかかるか、わかりません。話す前に、「今お話ししても大丈夫ですか?」と相手に確認をとりましょう。
また、電波の影響などで、相手の声は聞こえなくても、こちらの声が相手に聞こえているときがあります。聞こえないからと、失礼な物言いをしないように気をつけましょう。
・相手の声が聞きとりにくいとき
×「もしもし…、聞こえません」
◎「お電話が少し遠いようなのですが」
※相手からかかってきたときは、相手が切るまで電話は切らない。
・かけた自分の電波状況が悪くて聞きとりにくい
×「もしもーし。あれ?聞こえる?」
◎「電波の状況が悪いので、移動してからかけなおします。失礼します」
・電車の中でかかってきたとき
×何も言わずに切る
◎マナーモードにして下車後、かけ直す。急ぎの場合は、次の駅で降りてホームからかけなおす。
誰かと一緒にいる時に携帯電話を使うと、目の前の人をないがしろにすることになります。
社内や取引先との打ち合わせ中や、人と食事をしているときなどは、携帯電話はカバンにしまっておきましょう。
緊張の連絡を待っているときなどは、「申し訳ありません。緊急の連絡が入るかもしれません」とあらかじめことわっておく。
もちろん、マナーモードにしておいてください。ただし、基本的に机の上には置かないように。
もしかかってきたら、「失礼します」と言って、席から離れたところで話します。お店などでは、周りの人に迷惑になるので必ず外に出て。
ちょっとした言葉に意識を向けると、人間関係がグッとよくなります。マナーの基本は思いやりです。参考にしてくださいね。
⏬プロフィール 井垣利英(いがきとしえ)☆マナー嫌いだった私が、マナー講師になるまで
⏬人材教育家、マナー講師。井垣利英(いがきとしえ)【私の仕事】プロとして大切なこと
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