『ファッションショーのマナー』初心者向けショーの楽しみ方　～招待状への返事、当日の服装マナー、立ち居振る舞い～

女性向け研修会社(株)シェリロゼ代表で、人材教育家、メンタルトレーナー、マナー講師の井垣利英です。

今回は「『ファッションショーのマナー』初心者向けショーの楽しみ方　～招待状への返事、当日の服装マナー、立ち居振る舞い～」について書きます。ずっと気になっていた個性の押し出しがスゴイ、日本を代表するファッションデザイナー・コシノジュンコ先生。有り難いことに数年前からご縁を頂き、毎回、ファッションショーにご招待くださっています。

ちなみにファッションショーは、立場によって楽しみ方、見方が全く違います。私は、人材教育家、マナー講師として、またカメラ小僧として（笑）独自の視点で書きます。ファッション関係者とは、見ているポイントが違います。

ファッション業界じゃない私だからこそ、初めてファッションショーに行く人向けに、私がショーへ行くときに気をつけていること、マナーについて紹介します。これを読めば、ドキドキ緊張するファッションショーも、きっと少しは気持ちが楽になって行けるはずですよ。

１．招待状が届いたら、すぐに出欠のお返事をするのがマナー

ショー開催の１カ月くらい前に、招待状が郵送で届きます。毎回、招待状のデザインもサイズも違い、この招待状が届くだけで「今回は、どんなショーなんだろう？」とワクワク感が高まります。

封筒の中に、ショーの開催日時を書いたご案内、返信用の用紙（または返信用のハガキ）が入っています。私は、自分のスケジュールを確認して、遅くとも三日以内に返事を出します。

用紙には「○月○日までにご返信ください」とありますが、それは返事が欲しいギリギリの日程です。会場の準備の都合などを考えて、早めに返事をするのが相手を思いやるマナーです。

２．当日、着ていく服装マナー

基本的には、観に行くショーのデザイナーの服を着ていくのが、一番のマナーです。でも持っていない場合は、そのデザイナーのイメージカラーや、表現している服の世界観、雰囲気に似たものを着ていくのがおススメです。

コシノジュンコ先生は、イメージカラーが「モノトーン（白黒）」です。だから、私は、上の写真の通り、モノトーンの服を着ていくようにしています。

３．会場の到着時間、座席、立ち居振る舞いは？

コシノジュンコ先生の場合は、東京の一等地・青山にある自社ビル内でファッションショーを開催されます（上の写真）林修先生のテレビ番組『初耳学』（TBS）で人気の『パリコレ学』でジュンコ先生が出演され、ファッションショーを行ったのも、こちらの会場です。スケールが違うでしょ？！

座席は、U字に設置されています。基本的に自由席ですが、中央部分は、VIP顧客や有名人が座るため、マナーとして空けておきます。席を確保したら、周辺に飾ってある最新の服を見たり、試着して過ごします。

４．ほぼ定時で、ショーが始まります

ショーが始まる直前、中央の席にセレブと言われる有名人、ファッション業界でも影響力のある人たちが着席。ジュンコ先生も着席し、ほぼ定時にショーが始まります。

５．写真や動画撮影もOK。ただしフラッシュはたかない

こんな目の前で、一流のモデルさんたちが最新のファッションに身を包み、美しいウォーキングで、服を一番引き立たせるように見せてくれます。ショーは、基本的に写真や動画撮影もOKです。（ただし、ショーによっては禁止されているものもあります。ご確認ください）

ここで、私が『JUNKO　KOSHINO　２０１９SUMMER　COLLECTION』で撮影した一部の写真をご紹介します。モノトーンがテーマの今回のショー。色々な白黒の美しさの表現があるんです。ジュンコ先生の個性の押し出しが素敵でしょ？

６．ショーの最後は、モデルさんが全員出てきて豪華！

ショーの最後は、出演している全てのモデルさんが出てきて、とても豪華です。ステージでポーズを取ったり、客席に降りてきて間近で美しい姿を見られます。

なお、ファッションモデルが無表情なのは、洋服に注目を集めるようにするためです。あくまでもモデルでなく、洋服が主役だから。でも、モデルさんたちの美しい顔や体も見ちゃうけどね。

つづく。次回は「『ファッションショーのマナー』初心者向けショーの楽しみ方　～スーパーモデル、東京コレクションのマナー～」などについて書きます。お楽しみに！