相手も自分も幸せになる!【魔法の言葉】
会った時に大切にしたいことは?
第一印象は、ほんの数秒で決まってしまいます。どれだけ短時間で、好印象を与えることができるか?どうしたらイメージアップできるか?私は、人を多角的に磨き上げる仕事をしているので、四六時中、このことを軸にいろいろ考えています。
だから、私は初対面の人でも、仲の良い人と会う時でも、会って数秒を非常に大切にしています。最初に、場の空気をいかに良い感じにできるか?が勝負だと思っています。
その次に大切なことは、相手との心地良い距離感をつくること。
私は、人と会う時に、目に付いた「良いところ」を必ず口に出して言うようにしています。それによって、ほめられた相手も嬉しいし、それを言った私も、幸せな気分になるのです。その場の空気も、明るくすることができます。
基本的に日本人は、謙遜の文化が根強いために、ほめられると「いえ、そんなことないですよ」と否定をしてしまいます。
これは、照れからくるものでしょうが、あまり良いことではないと思います。ほめてもらったら、嬉しいのは当たり前。だったら、素直に「ありがとう。ほめてくれて嬉しい」と言えば良いのです。
「こんなことを言ったら、相手にごう慢に思われないかな?」なんて心配する必要はありません。嬉しい気持ちを、素直に言葉にするだけの話です。それによって、その場の空気に幸せが満ちてきます。
ほめてもらえた部分は、きっと自分が力を入れたところでしょう。それを見つけてもらえたのだから、嬉しくないはずがない。やはり気付いてもらえた嬉しさを、感謝の言葉で表現した方が良いと思うのです。
「ほめること」の達人を参考に
相手も自分も幸せにしてくれて、楽しくなる魔法の言葉は「ほめること」なのです。私が素敵だと思っている人に、女優でユニセフ親善大使の黒柳徹子さんがいます。
徹子さんの頭の回転の良さ、人への愛、心配り、美しい言葉使い、会話の弾ませ方など、どれも見習いたいところばかりです。
以前、徹子さんご自身が、テレビ朝日の長者番組『徹子の部屋』について、新聞のインタビューで語った内容が印象的でした。
番組のゲストには、老若男女、いろいろなジャンルの人が呼ばれます。俳優、歌手、芸術家、教師、研究者、デザイナーなど。
年齢も、十代もいれば徹子さんより年上の人もいます。徹子さんは、年齢に関係なく誰にでも敬意を持ち、丁寧な言葉遣いを心がけているそうです。
また事前に、ゲストについての膨大な資料を読み、勉強をしてから本番に臨むそうです。「どんな話が聞けるのか、いつもワクワクして、楽しみにしている」とおっしゃっていました。その楽しんでいる思いが、視聴者にも伝わるから、何十年も番組が続いているのでしょう。
私はそんな『徹子の部屋』を見ていて、いつも感心することがあります。それは、徹子さんが必ず相手の良い所を、本心からほめていることです。
外見だったら「そのお洋服、素敵ね~」とか、「かわいらしい靴ね~」といった具合に。ゲストの仕事や活動の話になると、「すごいわね!」と感心した点、感動した点を言葉にするのです。
ゲストも、徹子さんにほめてもらって嬉しいから、ほめられた点について、もっと話をするのです。最初は無口であまり話さなかった人でも、ほめてもらうことによって、徹子さんに徐々に心を開いていくかのように、どんどん楽しく話をするようになります。
これは、「ほめる」ということがもたらす効果の一つです。
「ほめる」ために普段からすることは?
でも実は、この「ほめる」ということは、相手をちゃんと見ていないとできないことなのです。しかも「良いところを探そう」と思って相手を見ていないと、発見できないものです。
結婚して何年も経つ夫婦の話でよくあるのが、妻が髪型を変えたことにすら夫が気付かず、妻が悲しく思うということ。夫は、本当に気が付いていないのかも知れません。でも、実は気付いていても、ほめるのが照れ臭いから、口に出せないだけなのかも知れないのです。
後者だとしたら、やはり口に出してほめてほしいのが女心ですよね?それなら、自分が相手にしてほしいことは、自分から相手にするようにしましょう。まず、相手をほめることから始めてみてください。
ただし、本当に良いと思った点を口にしないと、ゴマをすっている、媚びている、ということにしかなりません。計算や演技から言うのは、逆効果です。心から「素敵だな」と思ったことだけを、言葉に出すようにしてみてください。照れずに、さらっと言えばいいのです。
あなたが言葉にすれば、相手も自分の長所に気付く
例えば、お友達がバッグの色と同じ色のショールをしているとします。きっとコーディネートを考えて、お揃いの色のものにしたのでしょう。その合わせ方が素敵だと思ったら、それを、言葉で表現するのです。
また、いつも親切にしてくれる人には、「いつも優しくしてくれてありがとう」と言いましょう。そういう人は、人に親切にすることが当たり前だと思っていて、自分が優しい人なんだという自覚をしていないことが多いのです。
その人の親切な言動によって、どんなふうに自分が救われているか?それを具体的に言葉にするのです。あなたが言葉にすることで、その人は自分の長所に、はじめて気が付くかも知れません。
思いは言葉にしなければ伝わらない
私は、一緒に働いているスタッフや講師陣に対しても、良い点や感謝の気持ちは言葉に出して言うようにしています。どんな些細なことでも、ちゃんと言葉にしています。その方が、私自身も楽しいし、気持ちが良いのです。
また、そのことが次のエネルギーになるようで、どんどん仕事力を伸ばしてくれます。
私はもう長年、人の良いところを探すことをしているので、それが習慣になっています。だから、最近では、会った瞬間に相手の長所、良い点が目に入るようになりました。勝手に目が、その良い点にひきつけられていくのです。
以心伝心なんて、ないと思うのです。思っていることは、ちゃんと言葉に出さないと、相手には伝わりません。特に、良いなと思っている部分は、どんどん言葉にしましょう。ほめること、感謝の気持ちは、いくら言葉にしても良いものですから。
相手も自分も嬉しくて、みんなを幸せにしてくれる魔法の言葉。それがほめること、感謝することなのです。まわりの人との付き合いが長くなればなるほど、この言葉を増やしていきましょうね。
⏬プロフィール 井垣利英(いがきとしえ)☆マナー嫌いだった私が、マナー講師になるまで
⏬人材教育家、マナー講師。井垣利英(いがきとしえ)【私の仕事】プロとして大切なこと
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