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高2物理基礎での授業実践

本校では今週が体育祭期間で、てんやわんやとしています。

危うく毎日投稿が途切れそうなところでしたが、ふとこの授業実践はいろんなところにも出して、揉まれて欲しいなと思い、今日はこれを投稿しようと思いました。

高校2年生文系の物理基礎の授業実践です。

ポイント

ポイント

Googleスライドで全体把握
力についての発散思考→収束思考→概念形成

授業の流れ

①1〜9班それぞれの班番号が書かれている共通のGoogleスライドをクラスルームで共有する。

②力についての導入と予備知識の確認 「力とはズバリ何?」の質問をクラスルームで投稿→皆で共有をしながら、確認していく。(知識の共有)

ここから班で活動

③10分程度、校内で”力”を探し出してきてもらい、Googleスライドの自分の班のページに追加していく。

教員は大きさを小さくして、貼りやすいようにする。
スクリーンにはギャラリー表示にしたスライドを投影しておき、生徒教員ともに全体把握。(発散思考を養う活動)

④戻ってきたタイミングで、次のステップへと進める。

スライドの背景を座標軸にして、触れている力触れていない力に分類させる。

力を探し出せ

⑤スクリーンに表示している&1つのスライドを共有しているので他班の動きもお互いに確認できる。

⑥意見共有。スクリーンに表示しながら意図を聞く。

⑦スライドの背景の座標軸を1本から2本に増やし、横軸は触れている触れていないで。縦軸は自分たちで分類分けをしてもらう。(収束思考)

力を探し出せ (1)

⑧全体共有

⑨そうすることで、自然と力の概念形成が起こる(写真を撮らせることにより、静的観点から動的観点へと視野を拡充できる。さらには、力の単元→運動→エネルギー(仕事)へとつながりがスムーズになる。)

⑩リフレクション。classroomの質問で今日の振り返りをして終了。

とこんな感じで授業を行いました。

振り返り

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座標軸を使った思考の整理や、アウトプット型、対話方の授業をあまり経験してきたことのないクラスでしたが、思惑通りの進み方はしてくれます。

しかし、考察となるとどうしても「間違えたらどうしよう」の思考が、表立ってしまい、なかなか自由な発言をもらえません。

週に2回の授業の中でも、なんとかそのフィルターを解除して、失敗こそが成功の糸口、失敗の先に成功が現れるという思考もセットで伝えていきたいなと考えています。


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