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教育現場での私とICTの歩み5(71日目)

学校や教育界をよくしたいという思いと、ICTをの利便性を存分に活用した授業やHR、校務を推進していきたいと決心してからは、いろんなものが見えてきました。

ICT支援員が入り、業務も整理されました。

それと同時に自分自身を見つめなおし、生徒にどうなって欲しいのか、そして自分が学校現場でどうなりたいのかを、考え続け得たことで少しずつトゲトゲしていた自分に丸みが出てきました笑。

これまで、インプットをし続けて、学ばない周りを蔑んでばかりだった行動も変化し、周囲を気にせず学びに集中して、アウトプットすることから学び得るようになりました。

見えてくる学びの本質

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それが良かったのか、少しずつ自分の中での〝学び〟というものが概念化していきました。

その頃にはICTというものの存在は、自分の中でそこまで意識するものではなくなっていきました。

ICTが学びのツールであると、本能的にも感覚的にも理解して使うようになったのです。

ICTを使うという目的から、「〇〇のような学びをしたいとか」、「〇〇をするために何かいいツールはないか?」いう目的が先行して、気づけばまた、ICTは授業の中で必要不可欠なものへとなっていました。

理想の授業の追求

宇宙と学校

私の理想の授業は、終了のチャイムがなったときに「まだやりたい!」とか「え?もう終わり?」という言葉を引き出せるものです。

そのために軸となっているのが、主体的・対話的で深い学びです。

言葉にするとこの一文で終わってしまいますが、文科省の資料を見れば、実に多くの意味が要素が含められているのがみてとれます。

これらのほとんどを網羅するためには、ICTの活用は不可欠です。

もちろん、ICTを利用しない方がいい授業もたくさんあります。

使える手段が多岐にわたっているからこそ、それらを的確に選び抜き、組み合わせていくのが理想の授業を組み立てるための大切な部分です。

授業の中での実践

PDCAサイクル

最初は特に難しいことをしようとは全く思いませんでした。

それこそ、YESorNOの意見をタブレット端末で提出して、プロジェクターで共有したり、質問を掲示してそれにそれぞれ答えさせたりといった簡単なことから始めました。

確かにイベントや研修などで出てくる華々しい実践もすごいと思いますが、自分にできること、そして今の生徒にできることに目線を合わせて授業を作るようにしたのです。

当然、うまくいかない日もありました。

「これ、ICTいらなくない?」というようなことをしたりといった日もありました。

でも、その気づきが経験となり、無駄がなく、必要な時に必要なツールを利用しながら、楽しい授業を作り上げてこれました。

学校全体へと波を広げていく

波状

上の記事でも書いた通り、夏休み最後の夏季研修協議会でICTの活用を、学内に共有する時間があります。

以前の私なら、「ICTを使ってこんなこともあんなこともできます。」という、自分がある瞬間で必要がないと感じたような、半ば押し付けがましい発表をしていたことでしょう。

でも今は、違います。

学内の先生たちに少しでもICTを使って、自分の授業や教育に広がりと利便性を感じて欲しいと思っています。

そして、そのためには知識や実践、手段を共有したところで、何も変わりません。そこで変われる先生はそもそも自ら動き、自分で必要な情報を掴み取ります。

だから、私はそうするのも難しい、そもそも変わろうとしていない先生のきっかけになってほしいと思っているのです。

自分のこれまでたどってきた道を示すことで、周りを少しずつ変えていきたいと思っています。

響くのはごく一部かもしれません。でも、数ある実践を報告するよりも自分の思いを発信することを信じてみたいと思います。


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