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【働くからには意味が欲しい】企業が社員と、「働く」を見出す

弊社は、創業から125周年を迎えます。
「for LONG ずっとで価値ある未来を創る」という企業理念のもと新たな事業を展開し、1世紀以上にわたって進化し続けてきました。

for LONG=長い時間、ずっと、前からずっと
「for LONG」な企業である私たちが「for LONG」な社会を創るうえで、
大切にしているのは共に働く「人・社員」です。

こちらの記事では、働く社員のキャリアを深堀し、
どのような思いで働くのか。働くと価値観という壮大なテーマについて考えを言語化してもらうという無理難題を強いる内容です(笑)


第3回に登場していただくのは、
メンテナンス事業部浦和店所属 アフターサービス課 主任を務める伊郷峻哉さん。
彼の清涼感ある笑顔の裏。そこには部下へのあつすぎる愛がありました。


【#for LONGな働き方 vol.3 伊郷峻哉】

【プロフィール】
2015年新卒入社
浦和店 メンテナンス事業部アフターサービス課 主任 伊郷峻哉さん
毎年、夏の高校野球を甲子園まで見に行っている


ー現在の業務を教えてください。
お客様のお宅にお伺いし、シロアリの防除工事をおこない、長く安心して住み続けられるように住宅を守ることです。加えて、現在は首都圏エリア(千葉・埼玉・東京)アフターサービス課の責任者をさせていただいています。
また、メンバーの育成やスケジュール管理を行っています。

ー新卒でアイジーコンサルティングに入社したきっかけを教えてください。
いざ就職活動時期になって、なにもやることがない。やりたいこともない。さぁどうしようか。の典型的なパターンから始まりました(笑)
だったら無難に営業職で探そうと勢いで合同説明会に参加して、
たまたま最初に行ったブースがアイジ―コンサルティングでした。

アイジーコンサルティングの面接はなぜかリラックスして普段通りに話せたんですよね。笑って面接を終えれたところに他社とは違う雰囲気を感じました。就職活動も終盤でIG含めて内定を2社いただきました。どうしようか悩んでいた時に、当時の採用担当から「伊郷君は性格的に絶対、技術職」と断言されました。振り返ったときに私自身、営業がやりたいとは全く思っていないことに気付いて、あえて違う道を示してくれたアイジーコンサルティングに入社しました。
今は技術職でよかったとすごく思います。施工をしている時間が好きですね。

#タレコミ#施工中と普段での切り替えがすごくて後輩は困惑しているらしい

私のやりたいこととは?教えてくれたのは後輩の存在だった

ー入社当時の伊郷さんはどんな社員でしたか?
2年目まではどうしようもなかったです。いわれたことを淡々とやる。
いわゆる指示待ち人間で、自ら動く事なんてなかったです(笑)
本当に見せられない、、。
働き続ける理由を見いだせずにいたので、同期といつやめる?どうやってやめるかを話していましたね(笑)
そんなどん底の3年目のタイミングで新人の教育担当になって、後輩の成長を感じられることの嬉しさや楽しさを身をもって体感しました。
そこから私のアイジーコンサルティング人生が始まりました。

ー教育にやりがいを感じた決定的なエピソードはありますか?
直属で教えていた後輩が、全社員の集まる社員総会で表彰されました。
当時はリモートでしたが、事務所でかなり泣きました。嬉しかったんです。
相談にのっていたので、辛かったことも知っていました。
上手くいかない中でも、会社に称えられる成果を残したことにぐっと溢れるものがあって溢れすぎちゃいましたね(笑)
そこから人の成長に関われるって素敵だと感じて毎年、後輩育成・教育に携わるようになりました。

教育あっての自分。部下の成長の先に、自分自身と会社の成長がある

ー自己研鑽や、仕事にやりがいを見つけるって難しくないですか??
言いにくいですが、成長志向はそれほど高くはありません。ただ、一度上司から「自分のための成長ではなくていい。だけど後輩のためにも、教える立場として自己成長していかなくてはならない。」と指摘され、それはずっと頭の片隅にあります。自分自身の成長よりかは、後輩を育てるためにこうありたい。それが結果的に私自身の成長に繋がっています。

教育って明確なゴールはなくて、終わりもみえません。
ただその中でアフターサービス課の教育に携わっていたい、関わっていたい。
それが私の働く理由であり、やりがいであり、原動力なんです。

ー主任への抜擢。店舗メンバーだけでなくエリア全体の部下を見る立場になったことで、何を意識されていますか??
首都圏エリア全体のメンバーを見ないといけません。なので、自分から気づこうとしないと何も気づかないまま終わってしまうし、関わろうとしなければ当たり前に何も起きません。だからこそ、意識的に同行を組み、電話したり、メンバーの言動や心情には敏感になって察知しに行っています。
期待値での主任の昇進だと思っています。ですが、会社の期待に応えたいというより、今抱えている部下や後輩の成長が結果として会社のためになればいいと考えています。

隣の芝は青い?他社との関わりで気づいた自社の魅力

ーアイジーコンサルティングの良さはどこにありますか?
管理者向けの外部の研修に参加したことがあります。その中で自分が所属する会社のいいところや問題点を共有し合う時間がありました。やっぱり状況は会社によって違うもので、共通点や課題観を話し合う中で、たくさん気づきがあって面白かったのですが、その中でとある会社の方から「私も伊郷さんのところで働いてみたいです」っておっしゃっていただきました。

私は新卒入社なので、アイジーコンサルティングしか知らないです。周りからそういう風に思っていただける会社なんだと気づいた瞬間でした。「もっとこうしてほしい」や「こういう所嫌だな」とか正直思うことはありますけど、それを言葉にして会社に言える風土がある、その意見を聴いて本当にびっくりするくらいガラッと仕組みや福利厚生が変わるのがすごいところですよね。

120年の信頼とプライド。今ある技術を引き継ぐことが未来を創る。

シロアリ防除の要である施工力、品質を保つためにが何が重要だと思いますか?
ベテラン社員の知識やノウハウをしっかり組織のものとして残していくことです。いつまでも頼れる上司・先輩におんぶにだっこではいけません。

弊社はシロアリ防除について120年の歴史があります。その歴史はたしかな施工力があってこそ成り立ちます。これまでもそうしてきたからこそ、いまがあるように現在の若手を育てるということはその120年の伝統と信頼を引き継ぎ、技術を残していくことに値します。
脈々と受け継がれている技術魂を同じ熱量をみんながもたなくても、それぞれの形で育てていきたい。それがきっと、これからのアイジーコンサルティングをつくることだと思っています。

ー伊郷さんがこれからアイジーコンサルティングで実現していきたいことを教えてください。
今は首都圏のアフターサービス課の地盤を固めていくことが優先ですが、いずれ教育課みたいなものができたらと思っています。教育ってすごく重要な項目です。
それは今後人手不足に陥っていく中でITでは賄えないサービスがアイジーコンサルティングにはあるからです。点検や施工は人を介するからこその良さがあります。だからこそ、人を採用して、サポートして、育てての一連の流れをどれだけ確立・仕組化していけるかが大事だと思います。
各課、各店に任せて、教育カリキュラムを実施するだけでどうにかなるものではありません。だからこそ、教えられる側も教える側も含め教育体制を管理できるものがあったらいいなと考えています。
その先に、一緒に働きたいと思ってくれる人や仲間がもっと増えてくれたら嬉しいですね。

120年続く施工力。言い換えれば、それは弊社の信頼と実績そのものである。受け継いできたバトンをどのようにして次世代へとつなげていくか。
明確なゴールも正解もみえない中で、なぜここ、アイジーコンサルティングで働くのか。
彼を突き動かす のもまた、一緒に働く部下の存在だった。
部下と向き合い、同じ目線で共に成長する。

これが彼のforLONGな働き方。

施工中の彼の後ろ姿からは、責任と覚悟、自信を感じた。
それはまさに「背中で語る」であった。
それは受け継ぎ、培ってきた技術魂からなるものに違いない。

取材・執筆者: 淺井美穂
2024/12/20時点