株式相場はこのまま上昇する?下落する?~金投資について~
こんばんは。きむきむです。
今日も数ある投稿の中で私の投稿をご覧いただきましてありがとうございます。
さて、日経平均株価は3万円前後を行き来しています。(29,696.63円4月6日終値)
また米国のNASDAQも2月には14,000ドル台を付けて、少し下落基調ですが今でも1万3000ドル台後半(4月5日終値で13,705.59)、ダウ平均株価も33,500ドル台(4月5日33,527.19ドル)と高値で取引されています。
これから4月、そして5月、6月となりますが、皆様は株価は上昇すると思われるでしょうか?それとも下落すると思うでしょうか?
金融資産にはリスク資産と安全資産があります。
株式とはリスク資産に属します。他のリスク資産としては投資信託(金投資は除外)、不動産、社債等が挙げられます。
一方、安全資産として言われているのは、預貯金、国債、貯蓄型保険、金と言われています。
リスク資産と安全資産は相互に反対の関係にあります。
つまり、今後も株価がまだまだ上昇基調である、もしくは購入した銘柄の企業し収益を上げることができれば利益が拡大する可能性があり、安全資産の価値は下落し続けるかもしれません。
一方、企業が業績不振や倒産してしまうと損失を被ってしまいリスク資産である株式市場に対する信用不安が広がり、リスク資産市場が下落基調となります。これによって資金が安全資産に流れて価値が高まり、金の価格が上昇するかもしれません。
※勿論、空売りであれば株価が下がると利益が出ますが、空売り取引をされている方は少ないと思うので割愛します。
米国株日本株については今も注目されており以前も投稿しましたが、今回は安全資産である“金”投資について共有したいと思います。
金相場
金は2020年8月に史上最高値である1トロイオンス当たり2089ドルをまで跳ね上がりました。
その後、各国の金融・財政政策と経済対策でリスク資産へと資金が流れて下落し2021年4月6日現在1,720~1740ドルぐらいで推移ししています
以前、世界は金本位制度であったこともあり、それ自体に価値がある「実物資産」として評価されています。
金は実用的には金歯や蒔絵、装飾などぐらいしか思いつきませんが本当に不思議な鉱物資源ですね。
金は2000年以降、2012年にかけて上昇トレンドが続き1900米ドル/トロイオンスとなりました。理由としては
①国民的に金を選好する中国やインドが高い経済成長によって所得が増加し、需要が高まり
②リーマンショックやギリシャやスペイン等政府債権問題によって不安が高まりです。
その後、1100米ドル/トロイオンスまで下落しましたが、2016年以降、再び上昇トレンドになりました。
理由は
①中国やロシアで買いが継続
②世界景気停滞
③金融緩和となり低金利、マイナス金利
になったことが挙げられます。
日本市場での金の価格の決まり方
金相場は上述の通りドルベースで決まります。
取引単位は1トロイオンス(貴金属の質量単位で約31.1035g)から換算されます。
日本市場では今は金は産出されていないため輸入しているため、運賃や手数料等を含めて以下の計算式で円貨に換算します。
[米ドル建て金価格(米ドル/1トロイオンス)+運賃+保険料]xドル円為替レート(TTS)/31.1035+マージン
となります。
金投資の主な商品
金投資の主な商品としては以下があります
(1)金ETF(上場投資信託)
概要:
証券取引市場に上場する投資信託で金の相場に連動することを目指すように設計されています。いつでも売買可能なため現金化しやすいです。
ただ直接金は保有しません。
おススメの人:
すでに株式を保有していて、資産の額の安定化を図りたい人
初めて投資に挑戦する人
ポイントで投資をしてみたい人
始め方:
証券会社に口座を開設し購入します
コスト:
現物に交換する際、手数料などのコストが発生します
現物拠出型金ETFは保管手数料が信託報酬として取られます
(2)金関連の投資信託
概要:
運用の専門家が運用益が期待できそうな株式や債券、金などを選んで運用し出た利益を、出資した投資家へ分配する金融商品です。
運用対象が金に関連する金融商品を含む投資信託、あるいは金価格に連動することを目指す設計であるため、価格は金価格に連動します。
おススメの人
すでに株式を保有していて、資産の額の安定化を図りたい人
初めて投資に挑戦する人
ポイントで投資をしてみたい人
始め方
証券会社に口座を開設し購入します
コスト
現物に交換する際、手数料などのコストが発生します
現物拠出型金ETFは保管手数料が信託報酬として取られます
(3)純金積み立て
概要
純金積立とは、毎月1,000円、1万円などと金額を決めて購入する定額積立、1グラム、5グラムなどと数量を決めて購入する定量積立、があります。
購入額の総額に比べて、売却した時の額(資産の総額 金の時価が関わる)の方が高額であれば利益が出ます。
年単位の長期でじっくり積み立てて、資産の総額を増やしていきます。
おススメの人
・投資経験ゼロの人
・運用結果が出るのを気長に待てる人
始め方
純金積み立てのサービスを取り扱っている、地金商や証券会社で口座を開設し、毎月いくら分を購入するのか金額を決め、積み立てをする設定を行います。
コスト
積み立てをする会社によって異なります。購入時の手数料(消費税込)と、売買時の手数料(消費税込)の他、年会費や保管料などがかかる場合があります。
メリット
小額から始められる金融機関が多く、生活や家計に響かず、計画的に資産形成ができます。
(4)金地金
概要:延べ棒やインゴットの呼ばれる金の現物取引です。偽物も沢山出回っており、信頼のある場所で購入する事をおススメします。
おススメの人
・投資経験ゼロの人
・運用結果が出るのを気長に待てる人
始め方
取引所取引と金取引業者の店頭購入があります。
コスト
購入時の手数料(消費税込)と、売買時の手数料(消費税込)
メリット
購入単位が5グラムから1キロまで重量を選べるので少額からの投資が可能である。
(5)金貨
概要:
豪州やカナダなどの海外諸国の造幣局が発行する金貨を購入する仕組みです。金貨の純度は発行国や種類等により異なります。
収集型金貨は希少性の高さやデザインの人気などで金価格より高い価格で取引されますが、人気が無くなれば売買価格が下落してしまう可能性もあり、投資には向いていないでしょう。
おススメの人
・投資というより趣味で金を購入したい人
・運用結果が出るのを気長に待てる人
始め方
地金商、宝飾店、金属メーカーから購入する。
コスト
購入金額と手数料
メリット
少額で購入できる
贈答・コレクション用としても購入できる
保管が簡単
私の場合
私は元々株式売買中心だったのでリスクヘッジの意味を込めて、昨年、金融機関のススメもあって、金に投資する投資信託証券に投資を行い、信託財産の成長を図る投資信託に投資しています。
しかしながら、現在は市場はリスクオン(リスク資産に投資をする)の状態で30万円ぐらいマイナスが出ています。
「え、そんな落ち」と思うかもしれませんが、これがリアルな投資です。
やはり、長期的な視野で市況見ていくしかないと思っています。
この投資信託が利益が上がる時は、もしかしたら日米の株価が下落局面かもしれません。
税金について
金地金、金貨といった金現物の売買益に対する税金は売却金額が購入金額を上回る場合は、原則譲渡所得として確定申告をして税金を支払う必要があります。譲渡所得金額の計算方法は所有期間が短期(5年未満)と長期(5年以上)で異なります。長期の場合、短期に対して課税対象額が半分になります。
やはり、金投資は長期保有が基本と言えます。
また、利益が出ていなければ税金を支払う必要はありません。
購入金額、売却金額の証明となる書類は重要です。金を長期保有する場合、書類も長期保管が必要です。取引証明書類はきれぐれも紛失しないように気をつけましょう。
皆さんも投資を考える時の選択肢の一つとして金投資は如何でしょうか?
今日のヘッダーの画像はフォトACとAdobeStockから使わせていただきました。いつもありがとうございます。
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
新しい一週間も皆様にとって良い時間でありますように。
未来志プロデューサー きむきむ
#YouTube 「未来志【史】チャンネル」やっています。良かったら訪問してみてください。
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