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2022年6月に神社で見つけた心に響く言葉

皆さん、こんばんは。
6月最初の日曜日の夜は如何お過ごしでしょうか?
私は心が何となくザワザワしています。
でも、今と未来を信じて自分の出来ることを探求中です。

さて、ほぼ毎月、定期的にご紹介している東京都神社庁に置かれている「神社で見つけた心に残る言葉」シリーズの六月「水無月みなづき」の生命いのちの言葉をご紹介したいと思います。

なぜ水無月と書くのか?

ちなみに六月は梅雨もあり雨がよく降る月なのに水無月みなづきと書くの不思議に思ったことはありませんか?ネットで調べたところ2つ出てきました。

・6月は旧暦では現在の7月~8月頃のことを指す為、梅雨明けして雨が降らなくなる時期
神無月かんなづきが「神の月」と同じく「」にあたる連体助詞「な」であるため水の月ということで無が使われた。


だそうです。今まで水の無かった田んぼに水を注ぎ入れる頃であることから、「水無月」や「水月(みなづき・すいげつ)」「水張月(みずはりづき)」と呼ばれるようになりました。

この時期の雨は稲が実を結ぶために重要なものであるため、豊作を願う人々の思いがこの呼び名に表れている、ともいわれているそうです。
そう言えば、うちの近所でも5月末でしたが田植え体験をやっていました。

ウェザーニュース HP
早稲田神社HP 

2022年6月の言葉は


神はるるに祈祷きとう以てもって先と為しなし
めいは加ふるに正直を以て本と為す


となります。こちらの言葉は東京都神社庁のホームページから確認することができます。東京都内にある1,398の神社を取りまとめている団体です。

となります。訳は以下の通りです。

神より御恵みを授かるには祈りと正直が第一である。


となるそうです。この言葉の根底にあるのは

浄明正直じょうめいしょうちょく


と言う神道の根本を表わす言葉の一つだそうです。私も知らなかったのでまずは短冊の解説を一部要約引用します

浄明正直じょうめいしょうちょくとは
清ききよき(浄き)、明きあかき明るい、正しき、直きなおき(素直な)心のことです。
古事記や日本書記にも現在の「善」を表わす言葉として「きよき」、「あかき」などの言葉が多く登場していることから、古来より私心の無い清らかで澄んだ心が個人や社会にとって重要とされていたそうです。

しかし澄んだ鏡でも放置すると曇ってきてしまうように、日常生活を送るうちにその心から離れていってしまうものです。

東京都神社庁ホームページ解説より

いやー難しいですよね。なかなかキレイごとだけでは生活できないのではと感じます。
会社や日常生活を生き抜く中で、正直で貫いていくのは容易ではないと感じています。

これを書いていて、ふと小学校2年生の「きむきむ」少年の下記の経験を思い出しました。

学校の図工で折り紙が必要で準備をしていたら、文具店でちょっとお値段高めの「カラーホイル折り紙」(折り紙が色とりどりにアルミホイルのようにキラキラ輝いているもの)を見つけて、ついつい買ってしまい翌日学校に持っていきました。

いよいよワクワク楽しみにしていた図工の時間、カラーホイル折り紙を出したら、友達がわっーと寄ってきました。ちょっと優越感の良い気分。

「1枚頂戴」、「1枚頂戴」と友達に言われて、
最初は一人ぐらいいいか・・・と思って渡していたら
「私も」、「僕も」となってしまいA君にあげて、Bさんにあげないのは可哀そうと思って渡していたら・・・・

最後は光らない黒色の折り紙が1枚だけになってしまいました。
この寂しくキラキラ光らない折り紙でショボンと工作をしたのを思い出しました。

まあ、今なら

「そんなに気前よく友達にあげらえる『きむきむ』少年ってすごいな」


って声をかけられますが当時は苦い思い出でした。

人に優しく正直に生きることは息苦しいし、こちらが誠実に対応しても相手がそう応えず不快を越えて怒りを覚えた時も何度もありましたが、まあ「棒ほど願って針しか叶わない」のかもしれません。

他人に期待せず、諦めず淡々と自分の生きたい方法で生きるのが良いのかもしれません。

学校や企業では「結果責任」が基本だと思いますが、人生を生き抜いていくには晴れの日もあれば雨の日もあり「過程重視」の方が生きやすいのかもしれません。

この言葉の出展

脱線してしまいましたが、最後にこの今月の言葉の出展をご紹介したいと思います。

倭姫命世記やまとひめのみことせいき

です。これは伊勢神道の根本経典の神道五部書の一つだそうです。
日本の元号の一つ神護景雲じんごけいうん2年(768)に禰宜五月麻呂ねぎさつきまろという人の著書と言われていますが、

それは偽物で実際は、建治弘安(1275~1288)のころ、伊勢外宮の神官渡会行忠わたらいゆきただが書いたものそうです。

天皇・上皇などの貴人が外出先から居所に帰還することについて書かれたもののようです。

この倭姫命世記やまとひめのみことせいきを解説していると思われるサイトを下記の通り見つけました。非常に私には難しく感じましたが、ご関心があればご覧になるのも良いかもしれません。

ちょうど、蒙古(元)が日本に攻め込んできた文永の役(1274年)と弘安の役(1281年)とほぼ重なりますね。

毎日、私も数えれ切れない穢れけがれを行っていると思いますが、
今月末には「夏越の大祓いなごしのおおはら」もあることですし、少しでも曇りのなき眼で物事を見極め、偽りを最小限に抑えた人生を送れることを心掛けていきたいと思います。

ということで、本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

いつもありがとうございます!


今日のサムネイルは以前行った京都の貴船神社で撮影したものです。
また次回の記事で会いましょう!


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