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童貞は清い。ディアボリックな僕のエンジェリックな夜。

その日僕はしこたま飲んだ。
恋愛がうまくいっていなかったのだ。
とても馬鹿な理由だ。

一緒の学校に通っていた友人たち。
男女合わせて10人ほど。
自分の話をするでもなく、僕はただその場を、その夜を楽しんでいた。

僕はメガネの男の子を誘惑した。
僕の部屋で一緒に休もうと言ったのだ。

深紅のベッド。たくさんのワンピース。香水の香り。

部屋に着くなり僕はワンピースを脱いだ。
黒のランジェリー姿になる。
戸惑う彼の服を脱がせた。
恥じらう彼の顔が可愛かった。
僕は言った。
君の嫌なことは絶対しないよ。ただ隣で疲れを癒そう。電車が来るまで。

僕たちはベッドの中に潜った。
僕は初めて、メガネをしていない彼の顔を見た。

彼を穢してはいけない。

僕はそう思った。



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