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半分彼女で、半分彼。『エミリア・ペレス』の愛と欲は生々しく、力強い

話を始める前に、僕の性別について。
僕は「女性」だ。
一人称が「僕」と「私」の時があるので
混乱させて申し訳ない。

僕は凍えている。
吹雪の中を歩いているからだ。

ああ、牛若丸の母君は
雪の中、幼子三人連れて
歩いたのだな。
大変だったろうな。

見える?雪の結晶

衝撃的な映画を見た。
『エミリア・ペレス』だ。

このエミリアという女性は、
魅力的だ。
彼女は自分をよく理解している。

1時間25分あたりで、
彼女が自分の気持ちを語る。

凶悪で純粋な彼女の
まっすぐな思いが歌われる。

半分彼女で、半分彼
半分貧しくて、半分豊か
半分父で、半分叔母
半分死んでいて、半分生きている
全てであり、無でもある。

私は誰。わからない。
私が感じるものが、私である。

人間の愛と欲。
それらの矛盾と美しさが
力強く、生々しく描かれている。


追記:エミリアの赤い爪と長い髪、メキシコ人女性たちの大きなフープのピアスがすてきだった。


内緒のXアカウント。
僕がPIVOTを見たり、
泡風呂で喜んだりしてるよ。

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