オーガニックって言葉と私のこと

60歳になったら無農薬·無肥料で
野菜や麦を育てたい!

アクアポニックスでトラフグと野菜を
同時に育てたい!

今、56歳のオッサンです。

今日はオーガニックについて、
書こうと思います。

オーガニックって言葉。
なんだか自然派で健康的なイメージです。

「オーガニック◯◯」って、よく目にしますね。

私は意味もわからないまま、
とても良いモノだと思っていました。

環境にも良さそうで、
少しくらい高くても買っていました。

ただ、「何がえぇんか?何でえぇんか?」は
考えたこともありませんでした。

調べてみると…

日本では特に明確な基準は
ないことがわかり驚きました。

石油由来の原料でなくて、
自然由来の原料を使っているというだけで
その原料の安全性は特に規定はないそうです。

農業ではGAPの認証システムがありますね。

とても細かい規定があり、
認定を受けるには高いハードルがあります。

ただ、国が定めた基準ですので
農薬や肥料を使うことが基本的に前提になり、
いかに安全性を確保するか?が
認定基準になるようですね。

私は無農薬·無肥料で
野菜や果物を育てた過去の経験から
不要なモノを畑に一切、入れない農業を
したいと考えています。

少し私の農業経験についてお話します。

最初はフィンガーライムという果物を
大阪で作ってみたくて、
知り合いの農作業をされている方々に
仲間に入れていただきました。

苗の購入のために
山口県や福岡県まで車で走ったり、
栽培の勉強会に参加するために
奄美大島まで出かけました。

ビニールハウスも2棟建てて、
100本以上の苗を育てていました。

珍しい果物でしたので、
栽培マニュアルもなく柑橘農家の方々に
色々と聞いて回っていました。

農薬不使用でした(その分、害虫駆除が大変)が、
当時は自然農法の知識もなく
有機農法での栽培でした。

堆肥の発酵熱を利用して
冬場のハウスの加温をしたり
色々と工夫することも楽しかったです。

「もっと沢山、収穫したい!」と考えて、
様々な栽培方法を片っ端から調べては実践して
趣味での栽培と農業という仕事のギャップに
ぶち当たりました。

それから自然農法を学び、実践しながら
マーケティングも学び、
商品としての農作物を「売る」ことにも
意識を向けるようになりました。

自然農法を知ってからは
畑の使っていない部分で
野菜や果物を無肥料·無農薬で栽培し始めました。

確かに「ぐんぐん早く育つ」ことも、
「とても立派に大きくなる」こともありません。
ですが、食べると驚くほど美味しかったです。

アトピーなどのアレルギー疾患や
化学物質過敏症が怖い方、
妊婦さんの食事や離乳食に使っていただきたいと
想いは広がりました。

幸い、デパートのバイヤーの方や
高単価な商品を扱う八百屋さんからも
お声掛けいただけるようにもなりましたが、
一緒に畑をしている仲間の方々とは
少し考え方が違ったのでグループを抜けました。

大金持ちにはなれないかもしれませんが、
丁寧に育てた作物を売って生活できる目処も立ち
4年後、60歳からの人生の計画を
スタートさせることができました。

夢や目標ではなく計画です。

いまからワクワクが止まりません。


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