【ドラクエ3】ドラクエ3が教えてくれる、信頼できる情報の見分け方
こんにちは、シノスケです。
ドラクエ3から学べることってたくさんあるので、
せっかくだからシリーズ化することにしました。
前回は
勇者どうして仲間を集められたのか?
といった話をしました。
今回は
「勇者の肩書と実績」
に焦点を当てたいと思います。
ドラクエ3の勇者は
始まった段階で「勇者」という肩書がありましたが、
よくよく考えてみると、実績って何もないんですよね。
旅に出るところから始まるので、
旅に出る前は何をしていたのか全くわかりません。
ずっと修行していたんですかね?
お母さんが
「おまえをこの日のため、勇敢な男の子に育てたつもりです」
と言っているから、お母さんの教育を受けていた?
勇者が何をしていたのかはわかりませんが、
勇者は「勇者」という肩書はあるものの、
実績はまるでない一人の青年です。
勇者はいろんなところを旅しますけど、
結構ぞんざいに扱われるんですよね。
ひどい扱いとは言えないけれど、
勇者に対する扱いとも言えない、みたいな。
そもそも勇者という肩書は
父オルテガが勇者と呼ばれ、
その息子だからこそ、期待の意味を込めて
勇者と言われていただけなのではないかと。
最初の方にたどり着くロマリアの王様から
以下のような言葉が出てきます。
つまり、
「目の前の勇者のことはよく知らないけれど、
勇者オルテガは知っているし、
その息子で魔王バラモスを倒そうとしているなら
カンダタくらいなら余裕で倒せるでしょ」
「カンダタも倒せないなら
そんなん勇者とも言えないから、
いくら勇者という肩書を持っていても
勇者とは認める気はないよ」
と。
要は、
「お前はまだ信用ならんから結果を出せ」
ということですよね。
SNSとか見ていると、
「肩書は言ったもの勝ち」
みたいな雰囲気がありますが、
肩書も実績も
あくまで情報世界のものであって、
現実世界のものではないんですよね。
だから、ロマリアの王様のように
「実際、目の前でプロセスや結果を見せてもらわないと信用できんわ」
というのは正しいことだと思うんですよ。
「勇者という肩書はあるけれど、実績はない」
しかも、
「若い青年」
ということを考えると、
「こんな若い青年が勇者?本当に?
魔王バラモスどころか、カンダタすら倒せるか心配なんだが…」
と疑われてもおかしくないなと。
だから、ロマリアの王様は
ちょうどよく奪われた金の冠を取り戻すために
勇者に依頼した、と。
そして、勇者としては
自分の実力を示す良いチャンスです。
ただ、ここで気になるのは
「で、カンダタどこいんの?」って話。
「カンダタを倒して、金の冠を取り戻してこい」
だけではないんですよね。
「カンダタがどこにいるかを突き止め、
そして、金の冠を取り戻してこい」と。
ということは、
「勇者の資質には情報収集能力も必要」
ということ。
色んな人に話しかけ、
カンダタの居場所を聞き出し、
そして見つけて、倒して、金の冠を取り返す。
これらの一連の流れが
「勇者としての仕事」である、と。
そして、それらを見事成し遂げ、
勇者はロマリアの王様に金の冠を返すことに成功します。
それにより、王様は以下のような言葉を投げかけます。
まぁ、これはドラクエによくある
「はいを選ばないと進めない」
という強制イベント。
なので、一度王様になるわけですが…
信用できない人に王様になられても
さすがに困るから、
そういう意味ではものすごい信用を得たということですよね。
「まことの勇者!」と言っているように、
肩書だけではないことを証明できたわけですから。
やはり、肩書と結果を実際に見せることは
ものすごく重要なことだと、
この物語から感じさせてもらえます。
人は「権威性」に弱いので
ついつい「肩書」や「実績」だけで判断してしまいがちですが、
「ちゃんとその人がどんな結果を出したのか、自分の目で見ないとね」
ということを、ドラクエ3が教えてくれているように思います。
僕たちは、人の肩書や実績に
目を奪われがちです。
特にSNS上では、
誰もが簡単に自分の情報を発信できるため、
その真偽を見極めるのが難しくなっています。
例えば、
「ブログで月収100万円」とか「〇〇コンサルタント」と
言っている人もいます。
もちろん、名乗ること自体に特に問題はないのですが、
仮に教えを請う場合は注意が必要です。
というのも、
その人自身はブログで月収100万円稼いでいるかもしれないけれども、
教える能力はない、なんてこともありえますから。
または、興味を引くためだけの
「○○コンサルタント」という肩書を名乗っている場合も
ありますからね。
他にも、例えば、
「フォロワー数万人」「いいね!数千件」といった数字は、
一見すると大きな影響力を持っているように見えますが、
それが本当に価値のあるものなのかは分かりません。
「資格だけ持っていて実務経験がない専門家」や
「フォロワー数が多いだけのインフルエンサー(?)」もいるので、
僕たちは、このような情報に惑わされることなく、
その人の言葉や行動、そしてその人が
実際に社会に与えている影響などを
総合的に判断する必要があると思うのです。
そしてこれは、
僕たちが「肩書」や「実績」を出す場合も、
気をつけなければいけないことではないでしょうか?
「肩書」や「実績」を出すだけで満足せず、
きちんとその肩書や実績に見合った、
いや、それ以上の姿を見せていく。
それがとても大事なことだと思うのです。
「肩書や実績だけで人を判断しない」
ドラクエ3のロマリア王が勇者を試したように、
私たちもまた、人を見る目を養い、
情報に惑わされず、
その真価を見極める必要があるのではないでしょうか。
SNS時代、誰もが簡単に情報を発信できるからこそ、
玉石混交の情報の中から真実を見出す力は、
現代を生きる私たちにとって
絶対に必要とも言える力です。
情報を鵜呑みにせず、
自分の目で見て、耳で聞いて、心で感じる。
そして、発信者の言葉だけでなく、
行動や実績、
その人が社会に与えている影響を
総合的に判断する。
勇者が数々の試練を乗り越え、
真の勇者へと成長したように、
僕たちもまた、情報との向き合い方を通して
成長していくことと思うのです。
ドラクエ3の教訓を胸に、
自分自身の羅針盤を手に入れ、
信頼できる情報を選び取り、
そして、
自分自身もまた、
肩書や実績に恥じない
信頼される行動を心がけていきたい。
ドラクエ3を振り返ってみると、
そんなことを思ったのでした。
それでは、最後までお読みいただき、
ありがとうございました!
こうやってドラクエ3について書いていますが、
ドラクエ3をやったことがないという方が大半かもしれません。
「ぜひプレイしてね!」と言う気はないですが、
「ゲームからでも学べることはたくさんあるんですよ」
ということは伝えたいですね!