上位・最上位高校受験の常識~国語(古文)編~ #2「古文単語」
※「はじめに」「まずこれだけは確認(-_-;)」「学習するべき内容」の項目は上位・最上位高校受験の常識~国語(古文)編~の記事では同一内容です。既に国語編の他の記事を読まれた方は「はじめに」「まずこれだけは確認(-_-;)」「学習するべき内容」の項目を読み飛ばして「古文単語」の部分から読まれることをお勧めします!(目次から直接、該当箇所へ飛ぶことができます。)
はじめに
皆さんは古文に対してどのようなイメージを持っていますか?好き、得意と思っている人もいるかもしれませんが、多くの人は嫌いや苦手というマイナスのイメージを持っていると思います。それもそのはず、実は約70%の中学生は古文に良いイメージを持っていないということが、調査により明らかになっています。
参考「https://www.edu.yamanashi.ac.jp/wp-content/uploads/2019/12/97a7b7113da7ddd241a3c6c78400020f-1.pdf」
しかし、実は古文は得点源です。勉強すればだれでも安定して得点をとれるようになる教科です!盛ってないよ!今回はそんな古文の、学校では教えてくれない入試で点を取るためのポイントやその学習方法についてお伝えします!!
まずこれだけは確認(-_-;)
いくら古文が得点源だといっても自分の志望高校の入試問題に古文が出題されないのだったら、勉強しても得点につなげられません。なので、志望校の入試問題に古文が含まれているかを確認してください!
※もし志望高校が決まっていないのならばひとまず古文の勉強は始めておくことをお勧めします!多くの高校が古文を出題範囲に含めていること、短期間で詰め込むのが難しい教科であることなどが主な理由です。
学習するべき内容
まず、高校受験(主に難関校)で出題される古文で点を取るために学習するべき内容とその理由を簡潔に説明します。
1.助動詞
口語(現代の言葉)に助動詞があるように、古語にも助動詞があります。文章のニュアンスを捉えるためには、助動詞の意味の学習は必須!!一番差がつく部分でもある。
2.古文単語
古文単語の意味を知らなければ、それを文脈から推測するしかなくなります。そうなるともちろん正確な読解などできるわけがありません。単語の暗記量は古文の点数に直結しやすいです。
3.主語判別
古文では大体、主語を表す助詞「が」が省略されます。また、主語そのもが省略されることさえあります。そうです、古文で主語は隠されるのです。主語を正確に判別することで、文章の内容を正確に把握することにつながります。
4.その他重要ポイント
中学校では学習しないが古文を読解するうえで必要不可欠な予備知識など。
古文の学習の概要は分かりましたか?この記事ではこの4つの中でも②古文単語、に関する上位高校を受験するために必要な情報(知識)を完全に解説します。①助動詞 ③主語判別 ④その他の重要ポイント、について知りたい方は以下の記事をご覧ください。
上位・最上位高校受験の常識~国語(古文)編~「助動詞」
coming soon
上位・最上位高校受験の常識~国語(古文)編~「主語判別」
coming soon
上位・最上位高校受験の常識~国語(古文)編~「その他の重要ポイント」
coming soon
古文単語
古文単語の意味を暗記しましょう。以上
と言いたいところですがこれだとこの記事を読んで頂いている意味がなくなってしまうので、ここでは少し余談(古文単語暗記に関する豆知識)と暗記するときに意識して欲しいことについてお話します。
余談(古文単語暗記に関する豆知識)
ここで三択クイズです。一般的に、いくつぐらいの古文単語の意味を暗記すれば、単語の意味についてある程度困ることなく古文を読解することができるといわれているでしょうか?
A:300語
B:500語
C:1000語
さあ、わかりますか?正解は、、、、
Aの300語です!!!! 皆さんは、この300という数字をどう捉えましたか?私はこのように捉えました。「意外と少ないな。全部暗記できるな」
だってよく考えてみてください。話がそれますが、みなさんはいくつの英単語の意味を覚えていますか?想像しにくい方のために参考として英検(実用英語技能検定)の合格のために意味暗記が必要とされている英単語の語数を紹介します。
かなりの数があるでしょう。「これに比べれば300語なんて、、、」って思いましたよね?
よし、300語覚えよう!!
※単語帳について
単語帳は単語と意味が掲載されているものであれば、単語帳ごとの違いはそれほどありません。自分の好きなものを使ったら良いと思います。ただ、収録語数が多すぎたり少なすぎたりするものは控えることをお勧めします。収録語数の目安は、これまでの話からわかるように300語です。
暗記するときに意識すべきこと
古文単語ならではの着目点・注意点などなどを紹介します。これらのポイントをおさえて、ただの暗記ではなく実践で使える暗記をしましょう!!
1.イメージでとらえる
例を挙げてみましょう。例えばこの「いみじ」という単語は辞書を引くとこの3つの意味が掲載されていると思います。しかしながらこの単語の意味を「すばらしい」「おそろしい」と覚えていても実践で使いづらいです。なぜなら、「いみじ」の適切な訳は文脈によって変化するので、必ずしもこの3つで訳しきれるとは限らないからです。(例えばひどい・うれしい・はなはなだしい・大変だ・悲しい等で訳すのが適切な場合がある。)あと覚えるの大変。だがしかし、これらの問題は単語の意味をイメージで暗記することによって解決します。具体的にはどうすればいいのか。それでは次の写真を見てください。
どうですか?はっきりとした訳ではないですが「いみじ」の本質により近づいた、つまり実践で使いやすい訳になったことが分かるのではないでしょうか。(あとおぼえやすくなった。)これからわかるように、古文単語はイメージで覚えることにメリットが詰まっています。
※Q:イメージ暗記は古文単語のみしか向いていないの?英単語暗記には向いていないの?
A:基本的に他言語(文語を含む)は日本語(口語)に訳すときに必ず意味ズレが生じる。なので、言葉の意味の本質をイメージでつかむイメージ暗記はすべての言語の単語暗記に向いている。しかしながら、そのなかでも特に古文単語はイメージ暗記との相性がとても良いのじゃないかと思う!
2.特に注意して暗記するべき単語
入試で問われやすい単語を特に注意して暗記するべし!ではどんな単語が入試で問われやすいのでしょうか。それは
「現代と意味が異なる単語」
です。
例)「あからさま」
現代での主な意味・・・露骨なさま。明白なさま。
古典での主な意味・・・ほんのちょっとだ。
このような単語は入試でよく問われます。単語を学習するときにはこれらの単語にはアンテナを張って、気を付けて覚えるようにしてください。
witten by 名業
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