生きるのやめるのをやめた日
僕には大好きな友人がいる。
僕は友人が多い方だと自負しているが、その友人のことは特別好きだ。何故かは分からない。別に分からなくていい。
そいつは身長が180cm以上ある男で、少し眠そうな目をしていて、じゃれてくる力が強い。
大学で出会った頃は白くて丸めで、僕はそんな彼をシロクマと呼んでいた。
卒業後地元で公務員となった彼は、黒く日焼けして痩せてマッチョになっていた。僕はそれを「俺の白熊が……」と嘆き悲しみ、仕方が無いのでヒグマと呼んだ。
最近は中間を攻めているので、単純にク