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【社会科】歴史を復習を楽しくする授業 ”歴史つなゲーム”

こんにちは。
” いかたこ ”と申します。
中学校で社会科の教員をしています。
noteでは、授業がより楽しくなるアイデア(授業のタネ)を発信しています。

今回紹介する授業のタネは、歴史つなゲームです。

その名の通り、歴史の出来事を年代順につなげていくだけのシンプルなゲームです。

定期テスト前など、これまで学習した歴史の出来事とその流れを復習したい!させたい!そんな時にぴったりなゲームです。

以下では、ゲームの内容について説明しています。
よろしければ、最後までご覧ください。


歴史つなゲーム

歴史の出来事を年代の古いものから順に、1人ずつ書いていくゲームです。
いくつ書くことができたかを点数として、グループ対抗で競います。(画像1)

画像1


事前準備

必要なものは、紙とペンです。
紙は各グループ1枚です。

生徒をグループ分けします。
1グループ、3~4人がちょうどいいと思います。

歴史の範囲を決めます。(テスト範囲など)
例では、第一次世界大戦(WWⅠ)~第二次世界大戦(WWⅡ)までにしています。


流れ

グループ内で回答する順番を決めます。

歴史の出来事を年代の古いものから順に、1人ずつ書いていきます。

紙が回ってきたら、出来事を1つ書いて、次の人に回す。
これを繰り返します。(画像2)

スライド1
画像2

*もちろん、教科書などを使って調べることはできません。
グループ内の他の生徒とも相談せず、自分の記憶だけを頼りに書いていきます。

このゲームの重要な点は、書いた出来事の順番が異なっていた場合には、点数にならないというところです。
なので、歴史の流れを意識して書くことが求められます。(画像3)

スライド2
画像3

赤で書いた出来事は、「満州事変」→「国際連盟脱退」の順番は合っていますが、2つとも「二・二六事件」よりも先に起こっているため、点数になりません。合計で7点です。

最後に、自分たちが書いたものが、年代の古いものから順に書かれているか、教科書やインターネットを使って調べて、点数を出します。
この作業によって、正しい順番や忘れていた出来事を確認することができます。

点数が1番多いグループが優勝です。


追加ルール

最後に2箇所だけ、出来事の順番を入れ替えることができるなど、追加でルールを付けると、ゲーム性が増しておもしろいです。
どこの順番を入れ替えるのが1番効率的で、点数を稼げるか、グループ内で議論することで、生徒同士の交流も増えますし。

また時間制限を設けるなどしても、ゲームとしておもしろいと思います。


まとめ

社会科のテストはまだまだ一問一答の知識が問われることが多いので、歴史の出来事とその流れを思い出すだけでも、良い復習になると思います。

シンプルなゲームなので、とてもわかりやすく、楽しみやすいゲームです。

授業をより良く、より楽しくするためのアイデアとして、取り入れていただければ幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。
今後も授業のタネを発信していきます。お楽しみに。

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