紙の教科書はデジタル教科書に置き換わるのか?
こんにちは、先日こんなニュースを見ました。
とても良いことなのですが、「紙の教科書が少なくなる、デジタルのメリットを享受できる」と簡単に喜べないのが現場の教員たちでしょう。
「使えない」理由がそこになる
あくまでも現場に入った感覚ですが、「使えないのでは?」といった感じです。
単純にページを眺めるだけなら大きな問題はありません。
しかし、書き込みやハイライトなどを入れたりする、特に拡大縮小の操作を行うと固まってしまうことが多い。
アプリ自体の問題もあると思いますが明らかな原因があり、それに集約します。
それは端末スペックが低すぎることです。
PCのちょっと詳しい方ならお分かりだと思いますが、文部科学省基準のスペック表(Windows版)が下記の表です。
私の支援自治体の端末はWindows、CPUはCeleron、メモリは4GB、
で上記の仕様書の下限スペックです。
動作間隔はもっさり、固まる、再起動といった感じが2〜3割程度、アプリを複数立ち上げる、いわゆるマルチタスクをすると高確率でフリーズします。
またタブレットとしても活用するので、タッチ操作などグラフィカルな動きをしますが、児童生徒たちの立て続けの操作にPCが付いていけないことが多々あります。
Windowsタブレットの欠点
WindowsはあくまでもPC、キーボード操作を標準的に想定しています。
よくiPadとの比較をされたりしますが、元々の構造が違うため比較対象にしてはいけないと思います。
またChromebookも同じ低スペックでスムーズな動作を実現していて、ここでも同じPCなのにと違和感を感じる現場もあると思います。
タッチ操作は最適なスペック、OSやCPU、グラフィックなどが必要です。
iPadはChromeBookあらゆることが想定、最適化するように設計されています。
PC機能にタブレットを後付けした感じ、結構無理があります。
WindowsタブレットはあくまでもPCなんです。
アップデートなどで改善はしていると思いますが不十分です。
このことを留意して使わなければ、かなり不便さを感じることになります。
タッチ操作が多くなるデジタル教科書
ブラウザやインストール版どちらも言えることですが、操作は直感的で線やハイライトを引いたり、書き込むなどタッチ操作が多くなると思います。
現時点での考察だと、タブレットで閲覧だけなら比較的スムーズ、「紙の教科書の代替」としてなら十分機能するでしょう。
それ以上に活用するのならば動きが止まったり、ラグい状況になることが予想され逆に生産性が落ちると思います。
現場が求めるるもの
便利なものがどんどん現場に入ってきます。
現場の教員も正直順応が大変、年配の方はデジタルネイティブな若年教員との格差も今後問題になってくるでしょう。
私は教員ではありませんが、もし教員だったらこう求めます。
「構造やシステムを変えてほしい」と強く思うでしょう。
現状、詰込み教育のカリキュラムで片手間にICT機器を活用するスキマがほとんどありません。
使い方を間違って生徒指導に入る、また時間が取られてどんどんずれ込み、さにスパイラルです。
さらに今回私の担当する自治体は運用方法や使う教材は各学校単位決めていいとうことだったのですが、言い換えると「丸投げ」です。
クライアントの教育委員会は支援員とのコミュニケーションはほとんどなく、上長やマネージャーとのやりとりも多くは降りてきません。
手探り状態でアドリブ的な動きが多く、得意なな私は楽しんでやっていますが他の方には難しいかもしれません。
学校も「非生産的な時間」を捻出するためにファストフードのようなオペレーションを入れていく必要があると思います。
ほとんどの場合数年で異動がある、自治体内の他校に行っても通用するような仕組みをICTを活用して作っていくことが望ましいです。
そして必要ない校務、教務で時間を捻出して児童生徒へ個別具体的なアプローチや自分の余暇時間に充てる、お互い人生豊かになっていく・・・と思います。
変わるのは一人ひとりの意識、それも必要ですが「リーダー」がいなければ始まりません。
長くなりましたが現場が求めるもの、私は「リーダー」だと思いますです。
では、また次回。
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