感覚を刺激するアプリの紹介〜たっち色〜
自己紹介の記事がたくさんの方々に読まれていて本当に嬉しです!ありがとうございます!
今回から、実際の教育現場で活用しているアプリの紹介や授業実践等を書いていきます。誰かの役に立っていると嬉しいです!
1. 本日の紹介するアプリは「たっち色」
今回ご紹介するのは「たっち色」というアプリです。このアプリは、触覚、視覚、聴覚を効果的に刺激するインタラクティブな教育ツールで、特別支援教育の現場で広く活用されています。
2. 「たっち色」とは?
「たっち色」は、感覚を刺激するアプリです。児童生徒がiPadの画面に触れると、ペンキをかけたような音(「ぺちゃ」)とともにインクが画面に広がります。この音とインクが飛び散る感じがとてもクセになるアプリで、感覚の多様な刺激を通じて、児童生徒は楽しく学習できます。
3. 「たっち色」の具体的な活用場面
1.iPadに触れると何か起こる!〜因果関係の学習〜
iPadを提示し、児童生徒と一緒に画面に触れてインクが広がるのを体験します。興味を持った児童生徒が自分から触れるのを待ち、iPadに触れることで何かが起こるという因果関係を実感させます。これにより、他のアプリにも興味を持つきっかけになります。
2.余暇活動としての活用
昨年度、肢体部門高校3年生を担任していた際に感じたのですが、在学中に好きな余暇活動を見つけることは非常に重要です。進路先でも「好きなこと」を聞かれることが多く、自分が担任していた生徒はiPadのアプリ紹介や視線入力のゲームなどが好きでした。これを進路先に持ち込み、積極的に使用することで、周りの人と一緒にアプリを楽しむことができ、コミュニケーションを多く取ることができました。好きなアプリを見つけたら、給食の準備時間や帰りの会が始まる前などの隙間時間に使用し、余暇活動につなげていけると良いと思いました。
5. 周りの先生方からのリアルな声
「たっち色」を使用した教員からは、「絵の具を触るのが苦手な児童生徒にも塗っている体験ができるのでよい!」「音が一緒になるので興味を持つ児童生徒が多い」という声が多く寄せられました!
6. アプリを使ってどのようなことをねらう?
好きなアプリを通じて、iPadに自分から手を伸ばすことができる。
好きなアプリケーションを見つけ、余暇活動を増やす。
などです!
自分は昨年度この2点を目標にしてきました!
7. まとめ
「たっち色」は、触覚、視覚、聴覚を効果的に刺激することで、特別支援教育において大きな効果を発揮しています。
今後も活用して行く中でおすすめの使い方が見つかり次第、ここで紹介したいと思います!