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尽きない悩み

こんにちは。ぐうぽんです。

長年ICTのみならずパソコンの使い方に携わっている中で、課題の一つに挙げられるのが「端末での文字入力」ではないでしょうか。

Windows主流で、パソコン室使用の時代であればローマ字でしたが、現在はiPadやChromebookも参入したので入力もキーボードだけでなくタッチパネルで操作するなど多様になりました。

今日は将来的なことを鑑みて、文字入力の手段について考えてみます。


5年前まではローマ字一択

私がICT支援員として関わっていたときは、パソコンはパソコン室で、OSはWindowsだけでした。
そのため入力装置はマウスとキーボードだったので、基本操作も企業で身につけた知識や技術さえあれば支援ができました。

もちろん文字入力についても画面タップはできないのでキーボードしか使えませんし、一般企業や世間の意識もローマ字がデフォルトなのでローマ字入力が必然でした。

今も国語の教科書にローマ字が記載されているのも、社会的にローマ字必須の意識があるからだと感じます。

一人一台で変わった、文字入力手段

そんな常識が揺らいだのが新型コロナ流行による一人一台配置です。
自分にとって願っていた夢の世界!と思っていたのに、蓋を開けると値段の安さからChromebookが多く配置され、それまでのWindowsはほとんど淘汰される様相に変わりました。

操作性も一変し、教える側としてはとても難しい状況になっています。
支援員として活動していた知識や技術か通用しない、学ぶ時間もなくなり、今も後追いの状況で学んでいるところです。

一人一台は入力手段も変えました。
それまでのWindows主体からChromebookやiPad等に端末が分散したので



端末の理想はタブレット?キーボード付き?

これについては様々な意見、見解がありますが、私個人で言えばキーボード付きがベストだと思います。

ただ勘違いしないでいただきたいのは、ノートパソコン型Chromebookのように取り外しできないのはおすすめしません。

理想は脱着可能な2in1タイプです。

学校現場ではいわゆるiPadのようなスレート型が重宝されています。
なぜならすぐ手に取れて、すぐ使える即時性が求められるからです。

しかしスレート型はiPadのようにソフトキーボードを基本とし、物理的キーボードを付属しない学校もあります。
入力量が少ないと見込まれるためかもわかりませんが、確かにソフトキーボードでも入力は可能です。

けれど実際は物理的キーボードに比べて打刻感がないので入力は意外と時間を要します。
またソフトキーボードではフリックや50音などの入力もできてしまうので、教員の指導が甘いとローマ字の定着に結びつきません。

他にも一部の先生から「これからの時代は音声認識も発達してきているし、ローマ字入力が絶対とは言えないんじゃないの?」という意見も伺います。

確かにかつて自分も少し関わった音声認識の技術は20年前より格段に良くなっており、Chromebookでドキュメントを使った文章作成に音声入力を使っている児童も少なからず存在します。

しかし音声入力はすべての音声を聞き取って入力してしまう点や、まだまだ誤入力もありますので入力を一切任せるには不安があります。

したがって、世の中的にはまだまだキーボードの需要は高い状況が続くと予想します。


これらを鑑みて私が勧める今後使うべき端末は、カメラ撮影を容易にするスレート型と、ローマ字入力を定着する上で必要な物理的キーボードを併せ持つ2in1モデルであると言えるのです。




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ぐうぽん|教育×ICT
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