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不審者 ~その後~

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私が不審者に遭遇した話には続きがある。

事があってから1週間くらいたった後、友達2人が家に遊びに来た。その日は珍しく毒子は家にいて、居間に友達を通してお菓子やお茶を出してくれた。意外にも、毒子はそういう事はやるタイプである。

ただ、何故か私たちの輪の中から出ようとしない毒子。そしたら何を血迷ったのか、私が不審者に遭い下半身を触られた話を笑いながら友達に話し始めたのだ。

おもしろ可笑しく話すもんだから、友達2人は大爆笑。ウケてることが嬉しかったのか何度もリピートし出し、友達2人は変わらず爆笑する。

「icoseちゃんのお母さんっておもしろいね〜」なんて言われながら。

……。

いやいや、どこがおもしろいねん!

子供が不審者に被害を受けた話を、みんなの前でネタのように話す親がどこにおんねん!

少なくともこの頃から、毒子は母である前に人としてどうかと疑うようになった。

毒子の特徴その4:注目を浴びる為なら子供の被害すら笑い話にする

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