24歳、何を食う#1「はて、健康とは」
10月になり、季節はもう完全に秋だ。
夏の無職期間に毎日投稿していた「まいにち無職」に続き、再び毎日更新の記事を書き始めることに決めた。
期間はあくまで予定だが、今日から今月末のハロウィンの日まで。
今回のテーマは、「食」だ。
今年の夏、健康診断で「脂質異常症」の診断を受けた私。
そんな私の約1ヶ月間の食事と、日々のちょっとした出来事についての記録をしていく。
タイトルは、「24歳、何を食う」である。
以前書いた記事の「脂質異常SHOW」をそのままタイトルにしようと思ったのだが、気持ち新たに書き始めたかったので、新しくタイトルを考えた。
初回は食事記録の他に、再び毎日更新をしていくにあたってどんなふうに書いていくのか、どんな思いで書くことにしたのかをまとめてみた。
暇つぶし感覚で読んでくれたら、嬉しい。
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まず、現状の私のことから話そう。
今年の7月下旬、健康診断を受けに行った。
その結果、LDLコレステロール値が基準値を大きく超えていたのである。
それ以外は全て基準値内で、何の問題もなかった。
ただ、LDLコレステロール値が高かったというだけで「脂質異常症」の診断を受けることとなったのだ。
LDLコレステロールの基準値は、医療機関によって多少ばらつきはあるものの、70~140mg/dlとされている。
厳しい所だと、110以下というところもあるようだ。
私の数値は、162。
なかなかに高い数値を叩き出してしまった。
その他、HDLコレステロールは86。
中性脂肪が42で、血糖値が67である。
中性脂肪の基準値は30~149mg/dLなので、かなり低い。
血糖値の基準値も70-110mg/dLで、私はこちらも低い。
貧血、肝機能等も全く異常無しのため、LDLコレステロールだけが高いというのが、7月下旬の私の状態である。
8月は、肉から魚中心の生活にシフトチェンジした。
さらに、今までも意識してはいたが、より「まごわやさしい」を食事に取り入れるようになった。
が、しかし。
食べたいものを制限することなく食べる、チートデイを廃止することはできなかった。
頻度は10日に1回くらい。
それもチート「デイ」ではなく、チート「タイム」という方がしっくりくる。
朝ごはんは通常通りで、昼ごはんは何を食べてもOKとした。
昼にたくさん食べるので、胃腸を休ませる意味でも夜は食べない。
チートタイムの後は、最低でも16時間空けてから次の食事を摂る。
というふうに、一応工夫してストレスを溜め込まないようにしていた。
だが、8月下旬から私はリゾートバイトに行くことが決まっていた。
昼、夜はありがたいことにご飯が出てくる生活となる。
しかし今の私にとっては逆に不都合で、食事代を渡してもらって、自炊させてもらった方が本当はありがたかった。
朝は身体を気遣ったものを食べよう、まかないも食べ過ぎなければ大丈夫だ、1ヶ月程度なんだから問題ないだろう、と自分に言い聞かせて、青森を旅立った。
そして無事にリゾートバイトから帰還し、健康診断から約2ヶ月経った今、改めて食事を整えていこう、と思い立ったのである。
さらに、来月頭くらいに再びかかりつけの内科へ受診して採血をし、現状を把握しようという考えだ。
リゾートバイト期間にたまりにたまった「料理がしたい欲」の発散と、脂質異常症の改善。
これを組み合わせたら面白いのでは?と思った私は、いっそ日々の出来事を交えながら、記事にまとめてしまうことにした。
料理が好きで、文章を書くことも好き。
それならきっと楽しく続けられる!そう思った。
リゾートバイト中はやはり食生活が乱れがちであった。
朝は好きなようにできたのでかなり健康には気を遣えたが、まかないはそうはいかない。
揚げ物が続いたり、量が調整出来なかったり、美味しいのだけど複雑な気持ちであった。
そんな時は、具なしで出てくるお味噌汁に乾燥わかめをプラスしたり、食前に無調整豆乳を飲んだりしていた。
焼き魚や生野菜が出た時は、とても嬉しかった。
島での暮らしに関しても、スーツケースに少ししか本を入れられなかったため、大好きな読書もあまりできなかった。
絵を描くのも目が疲れるので長時間はできない。
島に友達がいるわけでもない。
隣町まで遊びに行っても、そこにあるのは大自然と、数少ない飲食店たち。
そうなると、「食べること」が娯楽の大部分を占めることになり、なかなか摂生するのが難しかったというのもある。
ひとまず11月頭に採血をして、数値が上がっていたらこの生活をもう少し継続する。
下がっていたら、チートタイムを増やしてもいいし、日々の食事制限を緩めてみるのもいいだろう。
どっちにしろ現状を知るためにも、来月頭に採血することは決めている。
さあ、それではさっそく本日の食事を記録していこう。
朝は、私が「いつもの」と呼んでいるこちら。
母特製の具沢山味噌汁と、私特製納豆丼。
丼といっても、米は食べないことが多い。
代わりに豆腐や野菜を多めに摂る。
ネギや生姜、海苔、とろろ昆布など、美味しくて身体に良いものをその日の気分でトッピングしている。
昼はこちら。少し張り切りすぎてしまった。
鰹のたたきをメインに、酢の物、きのこのサラダ、オクラの鰹節和え、蒸し豆の5品。
札幌旅行で食べ過ぎたこともあり、初日はストイックに行こうと米は食べないことにした。
改めて、自分で用意したご飯が食べられる幸せをじんわりと噛み締めた。
夜はさらにシンプルに。
トマト2個と、温めた無調整豆乳にきなこを入れたものと、素焼きのナッツだ。
リゾートバイト期間中は包丁を触れなかったため、トマトを切るだけでなんだか嬉しい気持ちになった。今日はこれにて終了。
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最後に少し、興味深い情報が耳に入ったので紹介したい。
それは、「LDLコレステロール値は下げない方がいい」というものだ。
私はYouTubeで、自分のクリニックを持つ医師たちが語る動画をいくつか視聴した。
私は脂質異常症と言われてから、どうしたらLDLコレステロールが下げられるか、正常値に戻るのかということばかり考えていた。
そもそも根本から間違っていたというのか?と驚き、その医師たちが話す内容に耳を傾けた。
LDLコレステロールは別名、悪玉コレステロールとも呼ばれる。
だから、悪いものだからとにかく数値を下げなければいけないと思っている人が多いと医師たちは言う。
しかしそうではなく、LDLコレステロールにも大切な役目があるというのだ。
LDLコレステロールの中にも大きさがあり、小型と大型があるらしい。
その中でも、大型のものは悪さをしない。
ホルモン産生、細胞膜の形成など体に必要な役割を果たしてくれる。
小型のLDLコレステロールこそが、動脈硬化や心筋梗塞のリスクを高めるというのである。
超悪玉コレステロール、とも呼ばれるらしい。
特別な検査をしない限り、LDLコレステロールの大型と小型の内訳はわからない。
しかし、大方の見分けは、中性脂肪の値で分かるらしいのだ。
LDLコレステロールと中性脂肪、どちらも基準値を超えている場合は、小型のLDLコレステロールが多く、心血管疾患のリスクが高いためにすぐさま数値を下げた方がいいのだそうだ。
反対に、LDLコレステロールは高いが中性脂肪は低いという人は、そこまで気にする必要はないと言うのだ。
私は中性脂肪はかなり低かったので、この医師の話には少し救われる気持ちだった。
その他にも、LDLコレステロールの値が180〜200mg/dlの人でも下げなくて良い、と断言する医師もいた。
他にも、健康診断の基準値は若い人も含めたものであって、それを全ての人に適用するのは間違っている、と仰っている医師も。
年齢関係なく、200を超えてくるとさすがに心血管疾患のリスクが格段に上がるので薬を飲むことも進めるそうだが、それ以下の場合は特に気にしなくていいと言う。
しかし、ただ数人の医師の意見を全て信じて鵜呑みにしてしまうのは少し怖い。
私は、やはりもう少しLDLコレステロールの数値を下げたい。
そして、ストレス無く、健康的な食生活を続けていきたい。
それと同時に、日々溢れる情報の中から何が正しいのか、何を信じるのか、自分で選択していけたらいいなと思っている。
自分に合った食生活とはなんなのか。
それを探るために、新企画「24歳、何を食う」を今日から始めてみることにした。