仕事、納めない
明日でひとまず、10連勤が幕を閉じる。
1日休んで、大晦日から元旦にかけては、人生初の夜勤が待っている。
そんな繁忙期真っ只中の私の最近の過ごし方や心境などについてを、今日は息抜きがてら書いてみようと思う。
職場バレを防ぐため、ぼんやりとした表現が多くなることはご了承いただきたい。
連勤7日目の朝、事件は起きた。
朝、受付時間前に職場に来客があり、早く着いていた私が対応することになった。
まず初めに「朝は◯時からなんです」と事実を伝える。
来客は謝りつつも、急いだ様子で要件を伝えてきた。
私は連日の疲れと、常識のない来客への苛立ちとで、明らかに不機嫌だった。
要件を聞いてみると、予約が必要なものを今すぐに受け取って帰りたいのだという。
それも、タクシーを待たせているから急いで欲しい、と。
ルールはルールなので予約制だと事実を伝えるも、来客は納得しない。
それどころか私にイライラをぶつけてきたのである。
受付時間までに勝手にやってきた来客から、高圧的な態度で不可能な要望を押し付けられた私は、つい声を荒げてしまった。
普段の私ならありえないことだ。
疲れている。
限界が近い。
なんなら生理前で、情緒不安定になりやすい時期だ。
言い争うような声を聞きつけた上司が対応を代わってくれて、なんとか一件落着したのであるが、私は爆発してしまった感情を抑えるので精一杯だった。
上司からは、「疲れているのはわかる。けど頑張らなきゃ。◯◯くんだって2年目だけど、ちゃんとやってるよね。経験を積むことだね。」と言われた。
正直、黙れよと思った。
しんどかったんだ。辛かったんだ。
それ以上でも以下でもなく、私はそうだった。
なぜ今このタイミングで、できる人と比べられなければならないのか。
溢れそうな涙を堪えて、受付時間前の、まだ準備が何もできていない職場の片付けを再開した。
するとそこへ、職場のトップ（社長という肩書きではない）の奥さんが私の元へやってきた。
そして、私に声をかけてくれた。
「大丈夫。◯◯さんの頑張りはいつも私が見てるからね。」
涙が出た。
ここで働き始めて2ヶ月とちょっとの私の頑張りを、奥さんは認めてくれたのだ。
出血した部分を優しく手当てしてもらったような、そんな感じがした。
折れかけた心が、応急処置的ではあるが修復され、私はなんとかその日を乗り越えた。
繁忙期真っ只中の最近の楽しみは、もっぱらご飯の時間である。
連勤8日目の夜は、たらこクリームパスタを作った。
麺はグルテンフリーの米粉パスタで、80gくらいを茹でた。
資質がかなり高いので、普段なら絶対に食べないし、作らない。
しかし、どうしても食べたい気分だったのだ。
仕事のストレスにプラスして、食べたいものを我慢するというストレスに耐えることはできない。
せめて手作りならば、糖質と脂質の量や、添加物にも気を遣うことができる。
というわけで、初めての手作りたらこクリームパスタが完成した。
味は大変美味しかった。
濃厚で、背徳的な味がした。
クリームパスタ欲はしっかりと満たされたので、やはり食べたいものを食べることは大切なのだと再確認したのであった。
この日はデザートも用意した。
コンビニスイーツをほとんど食べない私であるが、ローソンの「もち食感ロール」だけは別だ。
これだけは本当に大好きで、定期的に食べたくなってローソンに寄ってしまう。
まんまとローソンの戦略にハマってしまっている。
もちもちの生地と、濃厚だけれどどこかさっぱりとしているクリーム。
なんだか時期も相まって、伊達巻きを連想してしまう見た目である。
ひと口ひと口味わって食べているのに、あっという間に無くなってしまった。
季節ごとに色々な味が出ているようだが、私はなんだかんだこのノーマルタイプが1番美味しいような気がしている。
明日行けば休み。
これは魔法の言葉だ。
明日の夜は、ちょっといい寿司を出前で頼んで、母と2人で食べる予定だ。
帰り道、ケーキ屋さんでデザートも買おう。
最近は無印のA5サイズのノートを愛用し、詳細な食事記録をつけている。
最近は食べ過ぎていないし、仕事は忙しいけれど年末だし、明日も美味しいものを食べよう。
毎日をなんとか生き抜く私に、乾杯！