24歳、何を食う#22「安心したい」
皆さんは何に「安心」を感じるだろうか。
私はパッと思いつくものがいくつかあって、例えば自分の部屋、家族や気心知れた友人との時間、触り心地のいい毛布に包まれている時、あとはある程度お金があることや、冷蔵庫に食べるものがあるとか、そういうのもある。
昨日、まだ転職したばかりではあるが締日を過ぎたので、約1週間分ではあるが早速お給料を貰うことができた。
頑張った成果がお給料という目に見える形で手渡されると、単純に嬉しいし、これからも頑張ろうというモチベーションにもなる。
そして、少しばかりお金を得たことで、私の心に少しまた「安心」が追加された気がした。
※「24歳、何を食う」とは、この歳にして「脂質異常症」と診断された私の約1ヶ月の食事と、日々の記録である。詳しくは#1へ。
では、今日の食事を記録していこう。
朝はもう説明不要だろうが、「いつもの」だ。
母特製の具沢山味噌汁と、私特製の納豆丼(雑穀米150g)。
昼も、変わらず手作り弁当だ。
昨晩茹でておいた鮭を2匹、軽く温めてカットして入れる。
もうすっかり茹で鮭にハマってしまった。
もちろん焼き鮭も好きなのだけれど、茹でることの楽さと、仕上がりの良さに虜になってしまったのである。
沸騰したお湯に顆粒出汁と、酒、醤油、みりんを入れて、鮭をドボン。
7分ほど茹でて、あら熱を取ったら完成だ。
副菜は出来合いの切り干し大根と、冷凍野菜で作ったほうれん草の胡麻和え。
おにぎりは雑穀米150gに、白ゴマ、塩昆布、鰹節を混ぜ込んで握った。
今日も、我ながら美味しいお弁当であった。
今日も間食に、素焼きのナッツを食べた。
やっぱり素焼きは素朴な味わいで、美味しい。
夜は、またまた具沢山なサラダを作った。
今日はブロッコリー、茹でささみ、きのこ、ネギ。
味付けはやっぱりクレイジーソルト一択である。
これくらいのボリュームがあると、サラダだけでもかなり満足感を得られる。
自分の好きな具材を組み合わせて、自分の好きな味付けをすることで、飽きずにもりもりとサラダを食べることができるのだ。
帰る家があることに、改めて感謝したいと思った。
今年の夏、火事を目撃した。
国道沿いのお店で、火はもう消し止められていたが、お店は真っ黒い塊へと姿を変えていた。
それからしばらく、その付近を通るたびに心がザワザワするのが続いた。
寒くなってきてストーブを使い始めたことで、再び思い出してしまったのだ。
仕事からの帰り道、曲がり角を右に曲がって自分の家が見えた時、「ああ、今日も帰ってこられた」とほっとする。
大袈裟かもしれないし、火事なんてそうそう怒らないものなのかもしれない。
けれど私には、帰る家があり、その中に自分が大切にしている空間が広がっているということが、まるで奇跡のように思えたのだ。
雨の日も風の日もここに建ち続けてくれてありがとう、安心を与えてくれてありがとう、私の家。
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