果て迄

ゲームばっかで暇もう嫌だ、けむりのなかに今入るのだ、授かる翼で飛ぶ用意、これから私はハイになる

あいつの空想空のなか
天使たちさえ雲のなか
アンジェリコなら大な画家
東京上空好奇な目

手の届きそうな空に向けて、絵になりそうな線を与える、天使たちの軌跡描く、弧を描くそれぞれの色彩

ハイヤーグラウンドもっと高く
エルザスキャパレリショッキングピンク
享楽みんなで分け与えあう
今日から欲望マックスでいく

カードを配るのはブンブンの番、彼を奪う億千万の夢、暗がりのテーブルに絶望が夢幻の如く明滅

路地歩けば夢のあと
街走るタクシーにも乗れない
徒歩それだけが最後の手段
どこまでもどこまでもしるべを頼りに

地の果てをまえにして、歯に衣着せぬ感想を口にした、果ての果て、果てしない果てで果たして私は果たせるのかと

たどりついた南極は横からの太陽
立ち尽くして吐く息は真っ白の体温
たちまち遅くなれば真っ黒な大気
オーロラの夜にめくるめく愛を