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【茶室作り日記】第11回:茶室の完成−茶室ができあがって、炭を使う
◆茶室の完成
無事に工事が終了し、我が家に茶室が完成しました。
・Before:普通の部屋として使っていた和室
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・After:稽古や茶事・茶会のできる茶室に生まれ変わりました
・畳の配置:Before
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・After(炉畳は季節で丸畳と入れ替えます)
◆はじめてお客様をお招きする
同じ社中の方に茶室ができた、と話したところ、ぜひ来てみたいという話になり、お招きすることになりました。
床の間に軸を掛け、香合と花入を荘り、お菓子と薄茶一服をお出ししました。
ただ、この時は風炉にも炉にも炭を入れることができず、お湯はティファールで湧かしました。
お客様は、何だこれは??と思っていらっしゃったでしょうが、自分としてはお客様をお迎えしてお茶でおもてなしできてよかったでした。
取り合わせは四月の茶会で春の趣向にし、軸は良寛和尚の詩から取った「花無心」、茶杓の銘は「胡蝶」にしました。
お茶碗は、遠州流であまり使わない黒楽と織部を使い、今思えばピント外れの道具組でした。
※残念ながらこの時の写真は撮影していません。
◆はじめて炭を使う
社中の方をお招きの後、それまで炭を使ったことがなく、炭を使うために最初から準備しました。
灰は、乾いた灰を入手して、ほうじ茶をかけて湿し灰を作りました。 炭は、最初は入手しやすい裏千家の炭を準備しました。
箱炭斗とそのセット(長火箸、水屋鐶、つかみ羽根、板釜敷等)、火起・台十能、釜据等も揃えました。
炉や風炉に灰を入れ、灰形を作り、火を熾して炭を入れ、苦戦しつつ釜でお湯を沸かすことができました。
つづく