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プロダクト対談企画 | エンジニアリングマネージャー × テックリードが語るプロダクトチームの課題と目指す未来

こんにちは!イチロウ 採用担当の益田です。
今回は弊社イチロウのプロダクトチームについて皆さんに知っていただくために、エンジニアリングマネージャー中西とテックリード穴澤の対談企画を実施いたしました。それぞれの立場から感じるイチロウプロダクトの課題とそのために何が必要なのかについて語っていただきました。ぜひご覧ください!

■プロフィール

プロダクトチーム エンジニアリングマネージャー 中西 晶大 
株式会社インターネットイニシアティブ→株式会社リブセンス→株式会社ビビッドガーデンを経て現職イチロウ株式会社へ。インフラエンジニアからエンジニアキャリアを始めEM、採用責任者、事業責任者、マネージャーへの教育支援を経験。弊社代表・水野の介護業界をより良くしたいという思いに共感しイチロウに入社。


プロダクトチーム テックリード 穴澤  康裕
パソコンインストラクターを経てWEBエンジニアとしてキャリアスタート。クラウドソーシング・ヘルスケア・予約管理システムなど様々なシステムの開発およびインフラの構築などを経験。世の中の役に立つサービスで自分の経験を活かしたくイチロウに入社。




技術面の課題を見極め、チームで解決し成長していく。


── イチロウが成長する上で感じる技術的課題について教えてください。

穴澤:技術面で言うと、ここ一年でのサービス急拡大に伴うサービスのレスポンス低下など、対応しきれていないところは直近の課題としてありますね。

── では、プロダクト組織面における課題についてはいかがでしょうか?

中西:私自身が11月に入社し、一番最初に穴澤さんからヒアリングして感じた課題というのが ”トップダウン式の受託開発になっている” そんな組織体に大きな課題を感じました。そこからのスタートとなりましたが、エンジニアメンバーにも ”どうやって作るか”  ”どういうソリューションを作ればいいのか” というようなステークホルダー同士で話し合って作る意識が少しずつ根付いた点については組織として進化したきたかなと感じております。理想のスクラムというところに照らし合わせると、作り方だけではなく企画のところまでちゃんとエンジニアメンバーも混ざってワークできると尚良いですよね。やっぱりエンジニアの強みって自分で数字を出せるっていうところとかも強みの一つにあると思いますし、他の職種の方々と比べたらSQLをサラサラかけるところも強みだと思うので、そういったところを活かして、「実際数字がこうなってるから次の施策はこういうのもありだね。」「こんなソリューションもできるよね。」みたいな形で開発を進められるようになると、組織面もより進化していくかなと思っております。

── チーム内でも少しずつ意識改革が進み始めているんですね。全社から見てプロダクト組織を進化させるために必要なことってなんでしょうか?

中西:1つ感じているのは、やっぱりまだまだマーケティングと営業で売上を作ってるフェーズであるという認識をしています。プロダクトの力で数字が積み上げていけるビジネスモデルにまだなりきれてない全社的な戦略課題みたいなものは感じています。そのフェーズに到達するには早くても半年〜1年後ぐらいだろうなと。逆に言えば、今のうちにしっかり開発におけるベース(守り)を固めておきたいです。今後プロダクトの力で事業を伸ばす時期が来ると信じていますので、この辺りの必要性というのも感じますね。

──「トップダウン式の受託開発のような組織体」であったプロダクトチームですが、EM中西さんが入社したことで起きた変化とかありましたでしょうか?

穴澤:先ほど中西さんがおっしゃった通り、スクラム体制がまだ完全体ではない中で前回リリースしました管理画面に関わる機能開発は、プロダクトチーム一丸となって取り組んだ開発でした。チームで考え「これならフィットするんじゃないか」とディスカッションを積み重ねて作った機能でしたので、そういう意味ではこれまでの社内受託開発ではなく自分たちで考えて作り上げた初めての取り組み方でした。とはいえまだ「イチロウというシステムはどこを目指しているのか」について各メンバーが考えて自ら提案するなど、エンジニア間で浸透していない部分もまだあるかなと感じます。

プロダクトチームの目指す組織イメージとは。

── プロダクトチームをどんな組織にしたいかお伺いできますでしょうか。

穴澤:お互いに切磋琢磨しながらも、開発現場では楽しみながらシステム開発できるような雰囲気を持つそんなチームがいいですね。仕事としても生産性向上にも繋がるでしょうし、サービス開発という側面にも良い影響が及ぼされるのかなと考えているので、チームとしてそういう姿でありたいなという気持ちはありますね。

中西:プロダクト・エンジニアリング・チームワーク、この三つの軸のバランスを意識していきたいなと考えております。新しい技術の導入やお金払ってでも使いたくなる新しいサービス開発など、ワクワクするようなものを自分たちエンジニアの手で作り上げ、実現に向けて臆することなくどんどんトライしていく文化も作っていきたいですね。でもなんだかんだ最後はやっぱりチームワークかなと思います。個人ではなくチームで役割分担しながら進めて、不明点があればすぐにslackやハドル繋いで質問できる環境や、ペアプロできたり、振り返りもきちんとやっていますので、チームにすぐに馴染める環境は整っているかと思っています。

── 入社後も安心して開発に集中できる環境って素晴らしいですね。そんなプロダクトチームで「実はこんな取り組みをしてます!(してました。)」っていうことがあれば教えてください。

中西:入社して驚いたのは、シリーズA→Bに入るフェーズでインフラをECS Fargateで全部Terraformに落とし込めているのは本当に凄いなと思いました。ある程度コンテナに慣れるための助走期間をおいた上で、最初からコンテナでやろうっていう意思決定をしたっていうのは費用対効果の観点から見ても良いトライだと思います。CI/CDの観点においても、自動化されていますし。組織が大きくなってからリリースフロー、ワークフローの組み替えで中長期のプロジェクトが立ち上がる企業も多い中、そういったことを考えずにプロダクト開発に集中できる環境があるのはありがたいです。

穴澤:そうですね、私が入社した後からもうTerraformに落とすっていうことも決めてたし、リリースのコストを下げることも当時から考えていました。「人がどれだけ増えても支障が出ない体制にこのタイミングでしておきましょう。今のうち整備しておけば2年ぐらいはいけるだろう。」みたいな話も代表水野さんとも話し合っていましたね。

プロダクトメンバーが「イキイキと働ける」ような土台固めと環境作りへ。

── 入社後のフォロー体制について教えてください。

穴澤:1月入社のメンバーとは毎日1on1のフォロー面談をしておりますが、こちらから決め打ちするのではなく、入社した方にどの頻度で 1on1 をやりたいかについて必ず伺うようにしています。メンターとはいえ入社した方が一番やりやすい形を作っていきたいなと。業務中で質問したい内容があればすぐにハドルを繋いで解消できる環境もありますし、何らか繋がりを感じながら業務を行うことができます。

中西:独り立ちまでガチガチに期間を決めることはしないです。先行型のタイプもいれば、時間をかけてある程度システムのことが頭に入ってからスピードが出せるタイプのエンジニアもこれまで見てきているので、それぞれのペースに合わせてこちらからフォローするようにしています。

ーー働きやすい環境ですね!では最後に、プロダクトチームを成長させていくためにどんな方に来てほしいですか?

中西:やっぱり「プロダクト開発が純粋に好きな方」がいいですよね。もちろん仕事だからと割り切るスタンスも大事なんですが、エンジニアとして「楽しいな」「面白いな」という気持ちが自分自身を突き動かして成長に繋がると思っています。そういう好奇心がある方がいいですね。

穴澤:そうですね、スタートアップ全体で言える話ですが、変に構えずとりあえずチャレンジするというスタンスは持っていて欲しいです。あと、既存のコードに敬意を払う方ですかね。お互いに信頼関係を構築する上ですごく重要だと感じます。そこに共感いただける方にはぜひイチロウで一緒に楽しみながら開発やりたいですね。



イチロウのプロダクトチームは、この3ヶ月で約2倍の組織体となりました。これまでチャレンジできなかった課題に取り組み、切磋琢磨しながら日々チームとしても成長をしております。イチロウが気になる方、プロダクト開発が気になる方、どちらも大歓迎です!お待ちしております!