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埼玉は沖縄よりも暑い?

 私が埼玉に渡ったのは、昭和55年で、沖縄の祖国復帰から数えて8年目だった頃です。
 4人の子(小4、小2、5歳、2歳)を引き連れての家族の大移動でした。引っ越しの頃は真夏だったため、どの子も真っ黒で太陽の子でした。
 学校や保育園の人からは「沖縄は暑いところですね。」と同情され、私もみんなに「焦げるような夏です。」と答えていたのです。

 ところがである。この30ないし40年で形勢が逆転しているのです。いわゆる気候変動で埼玉の熊谷は40度に達し、「暑い熊谷」として全国に知られるようになりました。
 今度は、沖縄の友人や知人から「埼玉は暑い所ですね。」と同情される始末です。

 熊谷が40度に届いていた頃、沖縄は35度くらいでしたから、熊谷よりずっとしのぎ良い気候だったのです。
 気候変動がこのまま進むと、避寒地としての沖縄は、そのうち避暑地になってしまわないかな、と思ったりしています。
 何よりも、日本の美しい四季が消え、夏と冬の二季になってしまわないかなと危惧しています。

 2030年が間近に迫る中、地球人の一人として、何としても気候変動を食い止めないと大変だ、と考えながら、日常生活においてせっせと節電に努めているところです。

 温暖化大きな蕪(かぶ)がぬけません(川柳)

 温暖化冬季五輪も黄信号(川柳)


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