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目的と自分の中の喜びはいつも心に置いておきたい

「もったいない…っ!!!」

そんなことを思った昨日のお昼。


昨日は久々に会う友人と産前のランチへ。
子連れではなかなか行けない、
でもずっと気になってた地元のおしゃれなカフェへ。

ソファ席2つ、テーブル席2つの小さな店内。
料理も配膳も、すべて男性お一人でされているとのことで、提供までに時間がかかる。
だけど、
とっても美味しくておしゃれなランチプレートが食べられる、とインスタで評判のお店。

久々に友人に会える!
美味しくておしゃれなものを食べながら、いっぱい喋るぞー!

とウキウキ楽しみに店内へ。


私「予約した大藤です」
店主「注文早く決めてください」


友人と二人、衝撃が走る!
第一声、それですかーーー???!!!


確かに、
友人が少しばかり遅れてしまったので予約時間より5分遅れての来店でしたが。

いらっしゃいませも、笑顔もなく、
席への案内もなく。

自分の中の常識と目の前の現実が違いすぎて、驚くしかできない…!笑


その後、急いで注文を決め店主さんを呼ぶ。

「このセットを2つ。
で、これにデザートとドリンクのセットをつけてー…」

と言っていたら、

「それはまた後で聞きます!!」

とバスっと言い放ち、キッチンへ急いで駆け込んでいかれる。


確かに、
キッチンでは、すでに入った注文の料理を作る、ジューっという音が聞こえていますが…。笑



あぁ、お忙しいんだなぁ。
余裕がないんだなぁ。

そんな風に思いながら店主さんを見ていた。


料理が運ばれ、
その後デザートとドリンクセットの内容も聞いてくれたのだけど。

相変わらず笑顔もなく。
なんなら、顔を見ることもなく。

ただ淡々と作業をこなし、
お客さまへの声掛けも完全に自分のタイミングで。


だけど、

料理はとーっても美味しかった!
デザートも、ものすごーくオシャレで満足いく内容。

だからこそ、、、


「もったいない…っ!!!」


これだけのものを提供できるのに。
ただ注文を聞き、料理を提供し、空いたお皿を下げ、ありがとうございますの言葉もなく会計をする。



帰ってから思った。

あの店主さんは、いったい何の目的であのお店をしているんだろう。

最初にお店をオープンしたいと思ったきっかけは何?


もし、人と話すことは苦手だけど、大好きな料理を美味しく食べてほしい。

そんな想いなら、

人と接するところは、外注した方がいいと思う。

人を雇うことでたとえ料理の単価が上がったとしても、
あれだけの料理ならお客さまは来ると思う。


どうしても一人でしたいのなら、

せめて完全予約制にするとか。
料理のメニューは予約のときに決めてもらうシステムにするとか。

もう少しだけ、余裕をもってお店を運営できるように仕組みを整えた方がいいと思う。


私が昨日店主さんを見て思ったのは、

最初にお店をオープンした時の目的とか、
それをすることによって得られる自分の中の喜びとか。

そういうものが、

日々の仕事に追われる中で、
見失われてしまっているのではないか?

ということ。

店主さんはあのお店を
心から楽しんで運営しているのだろうか?

ということ。


これは私が昨日感じた、ただの個人の感想で。
決して、今のやり方を否定するものではない。
今のやり方でも、好きになり通ってくれる人はいると思う。

でも、

「もっと良くするにはどうすれば?」

を考えてしまうのは私の性質で。

店主さんの表情を見ると、
私から見て今が最善とは思えなかったから。


だから、


目的や喜びを見失わず。
それを達成し続けるにはどうすればいいのか。

それを、

常に考え、模索し。
言葉にしながら追い求めていくことが大切なんだな。

そんな風に感じた出来事だった。

そして、

そうすることで、
自分の中の「好き」を見失わずに毎日を過ごせるのではないかな。

そんな「好き」に囲まれた日々を過ごせる人が一人でも増えること。
そんな世界を手の届く範囲からつくっていくこと。

それが、今の私が言葉にできる目標だ。



余談だが。

今この記事を書きながら、産前最後の美容院に来ている。

そして、このスタイリストさんも、
記事中の店主さんと似ている。

顔を見合わせることもなく、
笑顔を差し出すこともなく、
髪の長さは?量は?とまず要望だけを聞く。

最近は、

こんな風に必要以上に人と関わらないことが良しとされてるのかなぁ。

なんて、少し寂しい気持ちになった。


でも、
世の中がどうであれ。

私は笑顔で人と関わりたいし。
そこに、相手に対する敬意や思いやりを感じるし。
そのことを大切に生きていきたいと思っている。


朝行ったスタバの店員さんのように、
ドリンクを提供するあのほんの少しの時間を満たしたものにしてくれる笑顔と思いやりの言葉を投げかけられる人でありたい。

そういう人の生きる世界を自ら選んで生きていこう。


今、そんなことを改めて思っている。



今朝、スタエフの放送をしています。

「具体的の度合いは人によって違い、相手によって使い分けるもの」

というハナシ。

捉え方もアウトプットも違う。
そして、使い分けも必要だよね。

ということに気づいた、家族の何気ないエピソード。

お時間許せばゼヒ聴いてみてください。

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