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~第134回~「ご朱印の話①江戸時代の氷川神社」
寺社仏閣おいて、主に参拝者向けに押印される印章、またその印影を朱印と言います。
敬称をつけ「御朱印」と呼ばれることが一般的です。
近年、神社やお寺を参拝した時に御朱印を受ける「御朱印集め」が人気ですね。 文久3年(1863)の氷川神社の御朱印がこの度見つかりました。 この御朱印には「東国総鎮守」と書いてあり、さらに「勅願所」「御祈祷所」と記されております。
「勅願所」とは天皇・上皇の命によって、国家鎮護や安泰などを祈願する神社のこと。
つまり江戸時代に皇室の祈願所だったことを意味します。
そして後者の「御祈願所」とは幕府将軍や武家大名の祈願所という意味です。 氷川神社が江戸時代にも広く信仰を集めていた姿が垣間見えますね。 ところで文久三年(1863)は、江戸から明治に向かっていく様々な出来事があった年です。 例えば7月には薩英戦争、8月には天誅組の変や八月十八日の政変など。
何より坂本龍馬が「日本を今一度せんたくいたし申候」と手紙に記した年です。 龍馬は正しくは「日本を今一度せんたくいたし申候事ニいたすべくとの神願ニて候」と書いております。
当時の日本を憂い、洗濯したいと神様に願う心情を記しているのですが、現在では「「日本を今一度せんたくいたし申候」の部分だけが名言として知られています。
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〔 Word : Keiko Yamasaki Photo : Hiroyuki Kudoh 〕
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