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アート思考・後藤繁雄の一日一微発見

「一日一微発見」というのは、僕が師匠だと思っている文化人類学者、故・岩田慶治が日々やっていたこと。 僕はそこからヒントをもらって、もう15年ぐらい前だけど、ネットで日々連載してい…
編集者・アートプロデューサー・京都造形芸術大学教授/後藤繁雄です。 アートや編集のこと、思考、アイ…
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#デザイン

逸脱する編集③レイ&チャールズ・イームズ/一日一微発見358

逸脱の編集の3回目はレイ(1912-88) &チャールズ・イームズ(1907-78)を取り上げる。 彼らは…

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欲望やエゴを超えたデザインに向かえ!(柳宗理記念デザイン研究所にて)/一日一微発…

金沢は個人美術館(記念館)がいくつもあって、それが都市の魅力を増幅している。 朝からの仕事…

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銀座のことはみんな仲條さんに教わった/一日一微発見259

「仲條さんは親分だったな」と僕がつぶやいたら、林修三が「いや、親方だよ」と言った。名言で…

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ローリー・アンダーソンを聴きながら編集とデザインをしている/一日一微発見2…

「モノというカタチにする」というのは本当に面白いことだ。 もちろん、カタチのない「アイ…

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反復して考えることのすすめ/一日一微発見198

前回、デザイナーの仲條正義さんの ことについて書いたが、今回もその続きから始めたい…

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仲條正義さんのデザインについて/一日一微発見197

仲條さんのHBギャラリーでの個展『仲條正義二十一』に行った。 個展と同じタイミング…

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IN&OUT of TOKYO25「新しい時代が、新しい写真から始まるということ」/一日一微発見174

久しぶりに「東京」について書いておこうと思う。 東京についての「予感」のようなものは、僕にはいつもある。 大阪の郊外で生まれ育った僕にとって、東京とはつねに加速する街で、自由と破局がないまぜになった街。 ちょっと前の沸き上がる上海や中東の街より、エキサイティングなのだ。 だから、例え今の渋谷駅周辺の光景は、実に東京らしい。 東京が再びコロナの波をかぶっている。連日、感染者は500人以上を続けている(欧米はもっとすごくて連日、1日に数万人の感染者が出ていて、ロックタ

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人生はコラージュ/一日一微発見173

『TIMELESS 石岡瑛子とその時代』を読み終えた。 実に圧巻の人生ドラマが、記述されてい…

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「問いのコレクション」スーパースクールのために・一日一微発見010

質問製作中です。 編集はアートではなくて、人や素材や、自分や、対象となる素材が必要。 「あ…

「あらゆる価値は変動している」・一日一微発見009

「あらゆる価値は変動している」という考えを、受け入れることを、やりつづけるのは、とっても…

東京は漂流する・一日一微発見008

夜、雨の中を打ち合わせに。 表参道から北青山団地を抜けてデザイナーの事務所へ。 僕は80年代…

オンラインとリアルな出版の関係・一日一微発見007

最近よく考えてることを、書いておきたい。 オンラインとリアルな出版の関係です。 ブログやFa…

モリカズ・一日一微発見006

今日の夕方、東京国立近代美術館にいった。 熊谷守一の没後40年の展覧会を見に。 モリカズは、…

ロベール・デルピール・一日一微発見005

朝、東京から京都へ移動。 新幹線の中で、フランスの偉大な編集者、プロデューサー、デザイナーであったロベール・デルピールの2009年の展覧会ブックをペラペラくって眺めている。 僕は彼を心から尊敬している。 尊敬している人がいるというのは、ロマンティックな考えだが、それは、人にとってとても大切なこと。 デルピールは、ロバート・フランクやクーデルカやラルティーグ、カルティエ=ブレッソンらの写真集を編集、発行し、クラインの映画「ポリー・マグー、おまえは誰だ?」をプロデュースした。 な