マガジンのカバー画像

アート思考・後藤繁雄の一日一微発見

「一日一微発見」というのは、僕が師匠だと思っている文化人類学者、故・岩田慶治が日々やっていたこと。 僕はそこからヒントをもらって、もう15年ぐらい前だけど、ネットで日々連載してい…
編集者・アートプロデューサー・京都造形芸術大学教授/後藤繁雄です。 アートや編集のこと、思考、アイ…
¥1,000 / 月 初月無料
運営しているクリエイター

#後藤繁雄

アレック・ソスの写真の教え/一日一微発見490

展覧会の会期終了が近づいてきたので、アレック・ソクの展覧会をまた見に行った。たくさんの人…

100〜
割引あり

コンテンポラリーアートは、恐れることなく「生」(せい)へ侵入していく アニカ・イ…

ティム・インゴルドやデビッド・グレーバーの本をつい読んでしまう。 それは彼らが、近現代に…

100〜
割引あり

「進化する編集」ことはじめ①/一日一微発見419

僕は文字や写真を組み合わせて印刷物にするという意味での「編集者」の仕事を長くやっている。…

100〜
割引あり

坂本龍一+高谷史郎の「作品」を体感しに京都新聞の地下に行く/一日一微発見411

AMBIENT KYOTOに出品されている坂本龍一+高谷史郎「async-immersion 2023」を体感したくて、京…

100〜
割引あり

旅の終わりに思うこと(次なる始まり)/一日一微発見383

今、マドリッドから飛行機にのってきて、ドバイでトランジットへ。今は、夜中の12時35分ぐらい…

150

逸脱する編集①ブライアン・イーノのジェネレイティブ/一日一微発見364

僕は編集とはマーケティング的に「同質性」の価値を生み出すものではなく、「差異」や「逸脱」…

150

アート思考虎の巻 その1 まず、グレゴリー・ベイトソン/一日一微発見363

あらためて言うが「アート思考」とは、アーティストの中で駆動している思考のことだ。 それは時として直観的でロジカルでないから、特別なものだと思われがちだ。しかし、アーティストの脳だけが「特別製」であるわけがない。 ならばアーティストはどのようなプロセスで「アート思考」ができるようになるだろう? 「近代」を延命させてきた「現代」もいよいよ袋小路に入ったのか。愚かな戦争や内戦、エネルギーをめぐる争奪戦を止める イデオロギーも思想も見つからない。 気がつくと人間がロジックで構築し

¥150

マンガとアート・人格のエディットについて  手塚治虫のこと/一日一微発見362

コミックスのキャラクターを使ったコンテンポラリーペインティングが次々に作られている。 流…

150

ゴダールよ永遠に(チューリヒの宿にて書く)/一日一微発見335

小鳥たちが小さな庭で騒いでいる。 ここはヒッピーぽいオープンな飲みの場所で、僕ら(僕と妻)…

150

上田義彦の「鎮まる」を再び世に送り出す/一日一微発見317

何ができるのだろう。アートには? 90年代のことを思い出すと、そこは冷戦体制の解体期で、新…

150

この時代にどんな絵画が描かれるべきか?/一日一微発見301

あるアート雑誌からの依頼で、「現代絵画」について原稿を書くようにリクエストされたので日々…

150

「消滅」と「不滅」 直島の安藤忠雄建築について/一日一微発見300

直島をまわる最高の楽しみは、アート作品もさることながら、安藤忠雄の「建築群」を堪能できる…

150

アートプロジェクトのつくり方について/一日一微発見299

直島旅館ろ霞のアートプロデュースの仕事をやるようになって、にわかに直島に行くことが多くな…

150

森村泰昌の「ワタシの迷宮劇場」をさまよって/一日一微発見298

※noteのエディタの変更で記事が読みにくくなるかもしれませんがご容赦ください 森村さんとは、ずいぶん長くお会いしてないが、30年ちかく前に『花椿』誌の連載で対談させていただいたときのことは今も鮮やかだ。 対談とは限られた時間の中で起こる「事件」であって、僕にとって安全な作業ではない。 森村さんとの対談はそんなスリリングな体験の1つだった。 こう書き出したのは、先日、京都京セラ美術館で始まった展覧会、「森村泰昌 わたしの迷宮劇場」を見に行って、その会場で膨大なポラロイ

¥150