ハイパーピクチャーズ①なぜ今、「絵画」についての考えをシフトしなくてはならないのか?/一日一微発見388
さて、今から断続的に書き綴られるのは「絵画」と「写真」をめぐる試論である。
写真が生み出されたのは今から200年ほど前のことであり、そこからこの物語は始まるわけだが、それの前史をデイビッド・ホックニーのような人は、「絵画」の歴史が隠してきた「カメラオブスクーラ」の「事実」「前史」を著書『絵画の歴史』という本によって克明にあばいてきたことも考えに入れておいた方がよいのかもしれない。
目に見える光景を、固定した画像として手に入れたいという欲望は写真が発明される以前から、ずっと人