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アート思考・後藤繁雄の一日一微発見

「一日一微発見」というのは、僕が師匠だと思っている文化人類学者、故・岩田慶治が日々やっていたこと。 僕はそこからヒントをもらって、もう15年ぐらい前だけど、ネットで日々連載してい…
編集者・アートプロデューサー・京都造形芸術大学教授/後藤繁雄です。 アートや編集のこと、思考、アイ…
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2022年1月の記事一覧

ブライアン・イーノが今、喚起すること/一日一微発見281

Facebookを見ていたら音楽誌『ロッキングオン』がブライアン・イーノ特集をしている表紙を何人…

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展覧会のキュレーションのこと/一日一微発見280

G/P galleryを恵比寿と東雲で10年やっていたし、篠山さんや蜷川さんの美術館での大規模展も企…

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メゾンミハラヤスヒロのアートフリーペーパーDOIROBUTA#5について/一日一微発見279

浅草の「すしや通り商店街」は、その日の夕方だけは別の街に変身していた。東京は日増しにオミ…

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世界のアートシーンは、コロナ後の人間について考え、用意している/一日一微発見278

僕はもう定期的に雑誌を購読していない。テレビのない生活をして15年近く経ったと思うし、はな…

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ベニスビエンナーレ2022へ期待すること/一日一微発見277

コロナの進捗がどうなるか、まだ先が見えないけれど、2021年に開催されるはずだったベニスビエ…

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SF小説『三体』の「想像力」について/一日一微発見276

2022年の正月は、5巻から成るSF巨編『三体』を読み終えることができた。これで新年がやっと始…

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アート思考と「神通力」について(新年にあたって)/一日一微発見275

2022年新年にあたり、今年こそは大きな宿題になっている「アート思考」についての本を書き上げなくてはならないと強く肝に命じている。 「アート思考」はアーティストの頭の中で起こる思考だが、それはロジカルシンキングの限界を破るものとして、今、ビジネスワールドから熱い視線を送られている。 それは単に、ピカソのような「天才」の頭の秘密、創造の秘密ではなくて、アートの価値生成(アートマーケット)や「ソーシャリー」な諸矛盾問いの生成、「いのちや自然」についてのヴィジョン生成など、現代

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