世界のアートシーンは、コロナ後の人間について考え、用意している/一日一微発見278
僕はもう定期的に雑誌を購読していない。テレビのない生活をして15年近く経ったと思うし、はなから新聞は取ったことがない。
だから情報はもっぱら携帯のオンラインだけど。
とは言え、「メールマガジン」は限られたものだけ登録しているので、内外のアート情報に困ったことなど全くない。
「フィルターバブル」な生活と思われるかもしれないが、異質な情報(イベントや話題の本やお店など)は、Facebookやインスタから入ってくるから、これはこれでとてもありがたい。
さっき『AnOther magazine』がセレクトしている今年前半のアートや、話題になりそうな映画をチェックしていてふと思ったことがある。
ノーベル賞も取ったトニ・モリスンをモチーフにして黒人アーティストが参画してやっている展覧会や、画家ルシアン・フロイドのモデルになったことでも有名なリー・バウリーの回顧展や、バイエラー・ファウンデーションで開催されるジョージア・オキーフ回顧展などが目白押しである。
すべて1月から春までの会期だから、どう頑張っても、この「コロナ鎖国」の日本の現状を鑑みるに行けないが、しかし、そのラインナップと紹介のしかたを読んでいるうちに、急に「希望」というか、「人間悪いことばかりじゃないな」という感情が湧き上がる。
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