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今日新刊が出た植本一子(2024/12/1)
朝5時半に目が覚める。昨日23時すぎに寝たとはいえ、やはり緊張しているのか二度寝できず、ストレッチなどして過ごす。朝ごはんに豚肉をしっかり食べて準備。9時過ぎに家を出る時、初めて荷物を担いで体重計に乗ってみると、10キロ弱あることが発覚。でも割と平気。最寄りの改札で高橋さんと待ち合わせし、電車で東京ビッグサイトへ。
駅前でYamadaさんとも落ち合い、いざ文フリ会場に入場。ビッグサイトは初めて来たけれど、とにかく広いし天井が高い。通路もこれまでよりだいぶ広くとってある気がしたけれど、準備の時間以外ほとんど他のブースを見れなかったので今でも様子がよくわかっていない。開場して割とひっきりなしにお客さんが来てくれて、あっという間に5時間経っていた。くどうれいんちゃんがBOOKNERDの店番に立つとは小耳に挟んでいたけれど、ブースに立ち寄ってくれて、やっと会えたね!と喜びあう。『うたうおばけ』の帯文を書かせてもらったのが何年前だろう?会ったことがないとは思えない存在感がすでに私の中にあったから、いざ実物を目の前にすると、おぉっとなった。「ほんものだ!」と。画面上で見るのとなんら変わらず、目の前で光っている。私の本を読んでくれている彼女のパートナーのミドリに1冊献本。いつかミドリにも会いたい。
本当にあっという間に終わってしまったのだけど、来てくれる人がうれしい言葉をたくさんかけてくれて、力を分けてもらうようだった。来てくださったみなさん、ありがとうございました。
いかりんと二村さんの仲間たちと打ち上げに行き、金川さんが合流。味の濃い居酒屋で楽しく過ごし、リュックから財布が取り出せなくて金川さんに2000円借りる。最寄駅まで金川さんとしゃべりながら帰り、家に荷物を下ろして子どもたちの顔を見てまた外に出た。疲れたけど楽しかったし、何の問題もないのに、なんだかさびしくてたまらない。お酒は一滴も飲んでない。何人かに電話をかけて(誰も出ず)、前さんに「電話できる?」とLINEすると「いいよ」と即レスだったので、イヤホンをして夜の道を散歩しながら通話。前さんも会場に来てくれて、本を渡したのだけど、すでに読み終わったとのこと。今日のことなど1時間半ほど話していたら、なんだか気持ちも落ち着いてきた。前さんは会場の熱量に押されたこともあり、もう文フリの帰り道には次の本の構想を考えてた、とのこと。前さんこと前田隆弘さんの『死なれちゃったあとで』は、去年の夏の文フリで初売りし、すぐに商業出版が決まったもので、今年の3月に中央公論新社から出ている。あの時の前さんの勢い(確か文フリ前々日に入稿、当日会場着)はすごかった。
電話している間にさっきかけた人たちからの着信やレスが入っていたのと一緒に、コンコ堂の天野さんから「メチャクチャ良かったです!!!!」と、本の納品数を変更するLINEが届いていてありがたかった。みんなにも返信して、こういう頭が覚醒しているときの味方、睡眠導入剤を久しぶりに飲んで寝た。
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