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気づくとひとりぼっちになってしまう自分から、親密感を得られる自分に変わるには。
私たちは、好きな人や親しみを感じる人にほど素直になれないときがあります。
あまり好きにならないようにしたり、近づきすぎないように気をつけて、いつもよりちょっと踏み込んでしまったら激しく後悔したり。
振られたり、嫌われたり、距離を取られたり、がっかりされたりしないように、ありのままの本当の自分は出さないように必死で気をつけます。
せっかくデートしていても、そんなことばかりに気を使って疲れ果ててしまう…。
こういう状態を「親密感の恐れ」といいます。
今回はその親密感の恐れについて、無料カウンセリングサイト「ココロノマルシェ」にいただいたご相談にお答えしながら説明していきますねー。
「親密感への怖れ」やーまんさんのご相談
初めまして。
数日前に根本先生のブログを初めて拝見し、ずぅっと知りたかったことが書いてあってすごく感動しました。
それは親密感への怖れについてです。
私は今33歳独身女性です。20代まではそれなりにモテてきたつもりで彼氏もコンスタントにいました。
だけど最後に付き合った7年前(⁉︎)の彼氏からピタッと彼氏が出来なくなりました。
なんとなく、いつもお付き合いすると振られるのが怖くて
いつか嫌われちゃう気がするのが怖くてその前に自分からお別れをする
ことがほとんどでした。その経験からものすごく慎重になったのかしら。
なんでなんだろう…ってずっと思ってた中、先生のブログ見てこれだー!!って思いました。
親密感への怖れ。。そうです、ものすごく怖いです。
恋人だけでなく、友人にもそう思います。
思い当たるのは、1歳の時の母との死別…なのかなって思います。でも正直ピンとはきてないです。
それとも、育て親の祖母との関係?
小さい頃は優しい祖母が大好きだったのに、ある日を境にものすごく怖い祖母になってそれがすごく怖かった記憶があります。それも理由なのかな。。
いつもいつも仲良くなってもその先にいけなくて、その度に落ち込んで、でもどうしたらいいのかわからなくて。
もうひとりぼっちは嫌ですーーー
どうしたら良いか是非教えて下さい!!
仲良くなったその先に行く旅を始めましょう♪
やーまんさんこんにちはー♪
根本の弟子のひとり、市川亜希子です。マルシェにご相談ありがとうございますー!
うーん、やーまんさんのお書きになる文章、美しいですねー!
テンポ良くてやさしくて読みやすくって、流れるような、会話をしているかのようなすてきな文章で、私大好きです!すごく女性性が豊かでいらっしゃるー♡
やーまんさん、親密感への恐れがあるんですね。
でも、もう、仲良くなったらその先にいけるご自分に変えられたいんですね。
かしこまりです!じゃ、カウンセリングをはじめましょうねー。
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無力な子どもは「自分のせいだ」と思い込む
やーまんさんには、小さなころふたつのお別れがありましたね。
1歳のときにお母さんと。
そして、優しかったおばあちゃんと。
おばあちゃんがある日を境にものすごく怖く変身してしまった、と書いてくださいました。
優しくて大好きだったおばあちゃんがいなくなってしまった。そんなふうに心は認識します。
おばあちゃんも、厳しく育てなければ!と気負いすぎてしまったり、歳をとっての子育てで気力体力が追いつかなかったり、そういった事情があったのは、やーまんさんもお分かりでいらっしゃると思います。
でも、小さな子どもには、死や大人の事情はわからないですよね。
こんなふうに、理由がわからない出来事でつらい思いをしたとき、私たちは「自分が悪いからだ」と思うことで心の整合性を取ろうとします。
「日頃の行いが悪いからだ」とか「ばちが当たったんだ」とか「神様は見てらした」とかもそういう感じですねー。
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小さなころの私たちは、小さなこころでは持ちきれないようなつらい思いをしたとき、こんなふうに考えます。
「つらいことが起こったのは、なぜかわからないけれど自分が悪いことをしたからだ。」
「私は無意識に悪いことをしてしまうんだ」
「だから、ありのまま、普通にしてちゃいけない。またつらい思いをする」
「本当の自分は絶対に隠しておかなきゃならない」
大好きだから、愛しているから、別れはつらい。
私たちはどうしてこういう思い込みを持ってしまうんでしょうね。
でも、不思議でもなんでもないんですよ。
大好きだから。
大好きで、自分らしくいられて、安心していて、愛していて、愛されてるって感じられる存在とつながっていて、しあわせだったから、
だから傷つくんです。
大好きでした。
しあわせでした、でも失ってしまいました。
心に大きな穴が開いてしまって、どうしたらいいかわからない。
2度とこんなつらい思いはしたくない。
だから自分と人との間に距離を取って、本当の自分が見えないようにして、今度こそなんとかうまくやらなきゃならないんだ。
こんなふうに私たちは、あまりにつらいことが起きたとき、頭、思考でなんとかしようとします。
そうして心を閉じてしまって、つらい気持ちは行動することで忘れようとするんですね。
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やーまんさん、あなたが親密感に恐れを抱くのは、当たり前ですよー。
それだけ愛してたんですもん。
産んでくれたお母さん、優しかったおばあちゃん、愛してくれた元カレさんたち、大好きでしたよね。
大好きだったから、別れてしまったら深く傷つくのがわかっているから、不意打ちで傷つくより自分で腹を切る!って手段を選んだんですよね。
なんと根本裕幸のブログ読者にふさわしい自立系武闘派女子っぷり!
さて、そんなやーまんさんにしてほしいことがあるんです。次の章でご紹介しますね。
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やーまんさんオーダーメイド!心の穴を埋めるワーク
以下の文を一文読むごとに「うれしい」って声に出して言ってください。
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やーまんさん、20代のころモテてらして、彼氏もコンスタントにいて、いいオンナー!絶対美人で所作もきれいで気配り上手でしょー!
やーまんさん、根本先生のブログを読んでずぅっと知りたかったことを知るなんて、検索上手で引き寄せ上手ー!
やーまんさん、親密感への恐れがあるってことは、すごく人を愛することができるってことですよー!愛のカタマリ!愛情深いー!
やーまんさんの文、やわらかで流れるようで読みやすくて、女性性豊かでふわっとした気持ちにさせてくれるー!
やーまんさん、根本裕幸のブログ読みはじめて数日なのに、しっかりご自分と向き合ってらして自分軸ー!しあわせの種植えてるー!
やーまんさん、環境や誰かのせいにしない、凛として芯のしっかりある立派な大人の女性に成長されて、本当にすてき!
やーまんさんのお手紙の末尾、男性性がイキイキしてがんばっちゃう、モテるオンナの言うことだー!可愛い!あげまん!
「うれしい」って感じることは、感謝につながります。
「ありがとう」っていう気持ちは、心にぽっかり開いた穴を埋めてくれます。
やーまんさんは、人をよろこばせることが上手でいらっしゃいますよね。
その才能、ご自分にも使ってあげてください。
「私って、ちょっとマルシェにお手紙書いただけでこんなに褒められて、うれしいなー、市川さんありがとー」って言ってあげてほしいんです。
感謝するって、愛することでもあります。
恐れを越えるには、自分から愛していくこと。
嫌われたらどうしよう?と恐れが出たときは、頭の中でこう問いかけてください。
「いま目の前のこの人をちゃんと愛すには何をしてあげたらいいだろう?」
この言葉でイラッとくるときは、誰かじゃなくて自分を愛してあげるときです。美味しいもの食べたり、エステやスパに行ったりしてケアしてあげてくださいねー。
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親密感に満たされる、五感で感じるワーク
もう一個ワークを。
あなたにとって「親密感のある人生」って、どんなものですか?
できたら紙に書き出して、それを音読してください。
紙に書き出して音読すると、こんなに効果的なんですよー。
言語化する
↓
指を使って文字を書く(指や手のひらの触覚、視覚に働きかける)
↓
声に出して読む(喉の触覚、聴覚に働きかける)
【五感に働きかけてポジティブなイメージを定着しやすくする】
たとえば…
⋆顔を見ただけでホッとする友達がいてくれる人生
⋆愛おしいと思える人たちが存在してくれる人生
⋆美味しいものを食べたら「一緒に食べたいな」と思える人がいる人生
⋆熱を出したときにポカリとプリンとハーゲンダッツを買ってきてくれる人がいる人生
⋆笑いのツボがおんなじところにある人と過ごす時間がある人生
⋆お茶しながらいつまでもしゃべっていられる友人がいてくれる人生
⋆さみしいと感じたときにハグしあえる人がいる人生
⋆弱い自分、みっともない自分のことも許してくれる存在がある人生
⋆お誕生日プレゼントを贈りたいな、と思える人がいる人生
⋆うれしいプレゼントを送ってくれる人がいる人生
⋆冗談を言い合って笑っている時間がたっぷりある人生
⋆自分が愛されていることを心から感じていられる人生
⋆自分が愛することのできる存在を感じていられる人生
イメージするだけでうれしくなっちゃうような、どきどきしてちょっと落ち着かない気持ちになるような言葉はありませんか?
そんな言葉をたくさんたくさん、美容液のシャワーみたいに振りかけてあげてくださいねー。
よかったらこちらのシートをお使いください。
A4サイズで印刷していただけます。
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まとめ〜仲良くなったその先に行くために
⋆親密感に恐れを感じるのは、相手に愛を感じているから。
⋆恐れを乗り越えて親密感を得るには、自分によろこびを与えること。与えてもらえることに感謝すること。
⋆「そうは言っても…」って思うときはやすみどき。
やーまんさんやみなさんが親密感に満たされるお役に立てたら幸いです。
長文をお読みくださって、ありがとうございました。
カウンセラー市川亜希子より。
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