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会食恐怖症という呪いの話

 こんにちは

 今日は、私がずっとずっと手放したいと考えている「会食恐怖症」というものについて、書いてみようと思う。

0. そもそも会食恐怖症とは

 「会食恐怖症」と聞いて、すぐにピンとくる人の方が少ないのではないかと思う。それもそのはず、最近になってやっと、メディアが少しずつ取り上げるようになった気がする。世間にあまり知られていないマイナーなものでありながらも、この会食恐怖症に苦しめられている人は、確実にいる。私も、その1人だ。
 ネットで検索してしまえば、会食恐怖症についての詳しい説明や正しいメカニズムなどは、すぐにヒットするだろう。そのため私は、あえてひと言で、簡単に説明するに留めることにする。
 会食恐怖症とは、「誰かと普通に、楽しく、ご飯を食べられなくなるもの」であると私は考える。これは私の実体験に基づいている。特に、「普通に」友達と外食することが出来なかったり、「楽しく」誰かと食事を摂ることが出来なかったりするのが会食恐怖症の苦しさである。もちろん、正式にはもっと色々な症状があったり、会食恐怖症と言える定義があったり、苦しさの形があったりするだろう。でも私の場合は、誰かと普通に楽しくご飯を食べられないことが、何よりの苦痛であったため、以上のように考えている。

 会食恐怖症になることで、誰かと食事をしようとするだけで辛くなる。具体的には、吐き気が止まらなくなって嘔吐してしまったり、お腹が空いていたはずなのに、食事を前にするとひと口も食べ物が喉を通らなかったりする。きっと、理解ができない人も多いだろう。そういう人はそれでもいい。会食恐怖症の全てを理解してもらって、そして支えてもらうためにこのnoteを書くわけじゃないからだ。
 私がこのnoteを書く理由は、ひとつ。こんな人もいるんだな、程度に知って欲しいから。そしてそういう人がいたとき、冷たく見放すのではなくて、そっと遠くからでもいいから、見守るという優しさを持つことに繋がればいいなと思うから、実体験を踏まえて書いてみようと思い立った。もし少しでも興味があれば、私のわがままなnoteに付き合って欲しい。

1. 私が会食恐怖症になったきっかけ

 ここからは、私が会食恐怖症になったきっかけについて触れていこうと思う。前にも何度か触れたことがあるため、もう知っている人がいたら申し訳ないが、改めて整理してみようと思う。

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