店長さんに質問です。＃１）お店に置いてある本って、どうやって選んでいるんですか？

2018年10月13日 17:12

一期家一笑は、愛知県の豊橋市にある小さな八百屋です。

八百屋だけでもいいんですけど、ぼくは若いママさんやOLさんに、ホッとできる場所をつくりたいと思っていたので、お店の３分の１くらいをカフェスペースにしました。

お弁当や焼き立てパンを買って、レジで淹れたての珈琲を注文して、カフェスペースでゆったり過ごす。

そんな使いかたをしてもらえたら、うれしかったりします。

お店をつくるとき、大工さんにお願いして、壁に本棚をつくってもらいました。

僕自身、もともとは本なんてまったく読まなかったのですが、興味のあることは本で学ぶのがいちばん効率的で、

また、ひとに興味を持つと、その人に関した本などを読むようになりました。

気が付けば、せまいアパートの部屋に収まりきらないほどになってしまい、そのなかで食に関するものや、お店のデザインを考えるうえで参考にさせてもらった本などをお店の本棚に置かせていただいています。

最近は、この本を読みに、わざわざ立ち寄ってくださるお客様もいたりして、それはそれでうれしかったり。

最近読んだなかでは、幡野広志さんの「ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。」がとてもグッときました。

お礼を言いたくて、先日東京で開催された幡野さんと鈴木心さんの写真イベントに行ってきました。

実際にお会いすると、本から受けたシャープで力強いイメージよりも、２０００倍くらい優しい方でした。

本も大事だけど、じっさいに会ったり現場に足を運んだりするのが大事だなぁ、なんて改めて思いました。

ちなみに、幡野さんの本と出合えたおかげで、写真家の鈴木心さんのことを知り、

ワークショップで家族写真を撮っていただき、

その後、写真道場へも参加させていただきました。

写真道場で受けた、写真を楽しむ可能性に感化され、

一期家一笑の料理教室もどうやったらもっと楽しく料理を身近に感じてもらえるか、改めて見直すきっかけになりました。

本との出会いって、すごいよね。

一期家一笑

440-0083 愛知県豊橋市下地町境田67-3
TEL 0532-52-9657
日曜日定休
10:00-19:00
店長杉浦大西洋

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