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米国ドラマ『メンタリスト』を観たら自分が転機を迎えていると気付いた話

だいぶ以前のドラマですが、年末にアメリカの推理ドラマ『メンタリスト』を観ました。シーズン7まで一気見です。

主人公のパトリック・ジェーンが過去に囚われ苦しみながらも、その過去に決着をつけ、新たな人生へと歩んでいく物語です。シーズン5までは過去と現在の苦悩を描き、そして苦しみをもたらした犯罪者を追跡します。シーズン6で苦悩にケリをつけ、シーズン7にかけて新たな人生の始まりとそれに伴う戸惑いや順応、気持ちの変化を描きます。基本的には1話完結で、スリリングな心理テクニックやギリギリの駆け引き、鮮やかな事件解決方法、主人公たちの人柄の良さ、軽妙な掛け合いなど、見どころ満載の魅力的な作品です。

『メンタリスト』は悪夢のように込み入った難題を解きほぐす推理ドラマです。

ふとした偶然からそれを観始めたのですが、あまりに面白いのでぶっ通しで観てしまいました。そして、観終わったら主人公同様、自分自身もこれまでの人生に一区切りをつけて次のステージへと進もうという気持ちになりました。苦悩に決着をつけて前へと踏み出す主人公の姿を自分に重ね合わせたためです。

実のところ、昨年から私は心を病み療養中です。今の時代、珍しいことではありませんが、それまでの仕事人生が行き詰まり、踏ん張ろうとしたものの力尽き破綻したのです。

霧深い山道のカーブの先は見通しが悪く不安です。人生にもそういう時期はあります。

確かに我慢を重ねていることはわかってはいましたが、まさか治療を要するほどのダメージを受けることになるとは思ってもみませんでした。結局は、無理な我慢は永続しないということを身をもって証明することになったわけです。倒れる前に逃げることができればこうはならなかったかもしれませんが、ドラマを観てこの出来事も次のステップへ踏み出すための転換点なのだと思うようになったのです。

どんな道にも必ず先には分かれ道があります。今がその分岐点かも?

もう無理な我慢はしないようにしようと考えています。我慢強さは自分の武器だと思っていましたが、無理をするとその武器の矛先が自分に向いてしまうことがわかりました。回復したら仕事を変え、我慢を減らしもっと無責任になって好きに振る舞おうと思っています。持続不可能な生き方はもう終わりにします。

無理せず長く走れる明るい道を選びたいです。

社会復帰にはまだ時間が必要ですので、今は人生のハーフタイムだと思って休みたいと思っています。新しい人生を始めるために。

人生は紆余曲折。焦らず気楽にゆっくり走りましょう!

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